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 札幌近郊の野幌というところで、短歌、俳句、川柳の三部門交流大会が開かれ、物好きにも出かけて行った。先日札幌の文学館で三部門の交流会が開かれたことは既述したが、それが刺激になったのかもしれない。今度の三部門交流大会は、さらに一歩進んだもので、参加者は「歩く」というお題で短歌一首、俳句と川柳各二句をあらかじめ提出しておく。短歌の人も俳句と川柳を作り、俳句の人も短歌、川柳を作る。もちろん我々川柳人も短歌、俳句を作るわけだ。そしてこれをシャッフルして、それぞれの部門で互選をして天地人の入賞を決めるわけだ。そういう意味では、実践型三部門交流なのである。

 
 我々川柳人は川柳人の部屋に集まり、川柳の互選をやった。選ぶ対象の川柳には歌人、俳人の作った川柳も混じっているのである。もちろん作者名は伏せられているから、誰が詠んだ句か、どの部門の人が詠んだ句かは分からないのである。各部門で選考後、入選句を持ち寄った結果、短歌の1位、俳句の1位はともに川柳人だった。川柳の1位も川柳人だったから、3部門とも人は違うが、川柳が1位を占めたのであった。川柳人はつぶしが効くというか、器用というか、とにかく多才で順応性があるらしい。さて自分はどうだったかと言えば、どの部門でも入選は叶わなかった。調べてみたら、短歌で3票入っていた。俳句は1票だけだった。事前投句というのを知らされて、あたふたと作ったので、時間があればもっと良かったかもしれないし、同じだったかもしれない。
 
 こんなこともあって、短歌への関心がまた高まった。だが川柳を止めるわけではもちろんない。川柳ではまだやることが、いろいろ残っている。だから川柳をやりながら、趣味的に短歌にちょっかいを出そうかなと思っている程度で、まだ本気で考えているわけではないのだ。さしあたり、いろんな短歌を読んだり、佐々木幸綱さんの本を読んだりしている。結果的に川柳にもいい影響があればいいなと、そんな風に思っているのである。
 
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