かねがね川柳界は世間一般に対する広報活動が不足していると感じてきた。何となく内輪だけでごちゃごちゃやっている感じだ。例えば川柳界では全国的に名の知られた斎籐大雄氏ですら、一般の人にとっては「誰、その人?」という感じなのだ。一般の人が入って来難い別世界を作ってしまって、若い人が入ってこないと嘆いてみてもはじまらなと私は思っている。そんな気持ちもあって、拙著の「しなやかシニアの川柳図鑑」は、世間の人が書店で買ってくれる川柳本を目指したのだ。一冊ぐらい出しただけではその目的は緒についたばかりだから、これからいろいろやっていかなければならないと考えて、札幌川柳社でも広報活動に力を入れることにしている。
さてその一環として、このほど地元北海道新聞の取材を受けた。記者が川柳体験をしてみるという趣向であった。新聞社の現職の編集委員を務めている人が取材に来た。編集委員というのは、結構上の地位らしい。その記者に「空・元気・屋根」というお題を出して持ち帰り、川柳を作ってもらった。もちろん初めての人だから、基礎的なことはお話して挑戦してもらったのだ。大分苦労したと思うが、記者は各お題について3句ずつ作ってきた。それを添削して新聞に載せたのだ。これに「川柳をやっていると、頭を使うので楽しくボケ防止に役立つ。その上仲間も増えて高齢者にありがちな一人ぼっちがなくなる」、などというコメントを添えた。さらに陬波東京理科大の篠原教授の「川柳をよむと大脳が活性化される、ドーパミンの活動でやる気が出て、認知機能の低下を防ぐ」というコメントもいただいた。記事を読んで川柳をやってみようと思う人が何人か出てくればと期待しているのだが。
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