気が付けばゴールデン・ウィークだ。現役時代あんなに楽しみにしていたゴールデン・ウィークである。だが今となっては休みは楽しみでも何でもない。むしろ生活のリズムが崩れるので、別になくてもいいくらいだ。もちろん現役のサラリーマンや学生にとっては、待ちかねたG・Wだから、なくてもいいなんて言ったら叱られてしまうだろう。ただ休日というのは、拘束時間があるからこそ有難みがあるのだと思う。
週休二日制が始まったのは、何時からだっただろうか。その前は隔週の土曜休暇制だったか、或いは月一の交代で取る土曜休暇だった。その割り振りにはずいぶん苦労したものだ。皆が都合のいい土曜日に休みたがるからだ。今より祝祭日も少なく、休みの価値がすごく高かった頃だ。ゴールデン・ウィークやシルバー・ウィークの価値も今よりずっと高かったと思う。休みの価値が高かったということは、裏を返せば働く価値も高かったと言えないだろうが。
政府は働き方改革とか何とか言っているが、数字をごまかしてまでやろうとしていることには、うさん臭さを感じてしまう。一方働かない高齢者は増える一方だ。将来労働力が不足して行くことは予想に難くない。だからこそ働き方改革が必要なのだということなのだろうが、歯を食いしばって働くという風潮がなくなってしまった現在、一億総活躍などという奇妙なお題目の下に、効果ある働き方改革は難しそうな気もする。
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