阿川佐和子さんと張本勲氏の対談を読んでいたら、「バッターは10回打席に入ったら、7回は失敗するのだから、一本もヒットを打てなかった日は眠れない」と張本が言っていた。3割打者の張本にしてそうなんだから、ファイターズの中田翔なんか、毎晩寝られないのではないだろうか。ホームランもレアードに置いて行かれ、4番打者としては毎日が針の筵ではないかと思う。そして中田という男は、外見よりはるかに神経質らしい。確かに打席で体を揺らしたり、首を振ったり、顔をくしゃくしゃしたりする姿は神経質そのもの。もうノイローゼじゃないかと思うほどだ。日本の四番打者などと言われているが、四番打者の看板が泣く。なぜこうもしつこく、監督が中田の四番に固執するのか分からない。
張本はもう一つ面白いことを言っていた。「基本的にいい人は監督に向かない。私(張本)がこれまで大監督だと思ったのは水原、三原、鶴岡、川上の四人でみんな姿を見たら逃げ出したいような人だった」と。そういう大監督を考えると、今は大監督のいない時代のような気がする。栗山監督なんか、いい人過ぎるのではないだろうか。最近で言えば野村、落合、星野なんかが大監督の部類かもしれない。栗山監督の采配は教科書的でいやらしさがない。どこから見てもいい人なのだと思う。
最近のプロ野球選手は総じて優等生が増え、お立ち台に立っても面白くない。中で面白いのが日本ハムのレアードだ。前半は出ると三振で、もうアメリカに返した方がいいのじゃないかなどと言われていたが、後半に入ってホームランを量産、寿司大好き人間で、ホームランを打つと寿司を握る手つきをしながらゴールインする。今やホームラン王を狙えそうなところまで来ている。レアードみたいのもいるが、プロなんだから、もっと個性的な選手がいてもいいと思う。草食系の時代にサムライを望むのは所詮無理なのだろうか。
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