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 週刊誌で阿川弘之氏と佐和子さんおの親子対談を読んだ。阿川氏はもう亡くなられたので、生前の対談の再録であった。その中で弘之氏が「この頃物忘れがひどくて、ボケて来たんじゃないかと心配だ」と言っていた。当時弘之氏は90歳である。娘の佐和子さんが「私だってしょっちゅうもの忘れするよ」と言っていたが、90歳がボケを心配するということは、80歳の頃はもの忘れもなくて、ボケの心配なんかしなかったことになる。流石は小説家だと感心した。今から物忘れやボケの心配しているボクは、90になったらどうなっているのだろう。もう完全に認知症かもしれない。まあ、その前にあの世へ行ってしまうだろうが。

 物忘れと言えば、着実に増えているというか、ひどくなっているような気がする。物忘れするだけでなくて、失せ物をすることが多くなった。家の中でもしょっちゅう何か探している。原因の一つは整理整頓の悪さにあることは分かってる。だがこれは性分なので今さら治らないのだ。何かを探していると、今度は何を探しているのと女房に聞かれるから、なるべく女房が外出している時とか、先に寝た時に探すのである。別に聞かれてもいいのだが、その後にお小言がついてくるので、コソコソ探すのである。

 先日まだ半分も使っていない敬老パスを失くして、半ば諦めていたら交通局に届いていると知らせがあった。ナンバーから所有者が分かるのだ。親切な人がいるのである。一か月ほど前デジカメも失くして、これは絶対家の中にある確信があったから、ずっとコソコソ探していた。それでもないので、諦めてまた買おうかなと思っていた矢先にリュックサックの片隅から出てきた。何度となく調べたリュックなのだが、上手く隠れていたらしい。いろいろ忘れたり、失くしたりするうちに、自分を失くさないように気をつけなければならないと自分に言い聞かせているこの頃なのである。

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