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あらためてブログの反響の大きさを思った。

たくさんの人が読んでくれているようで、ややビビる。

以前は楽天ブログを10年以上やっていたが、

それはもう知る人ぞ知るの状態だったのでやりたい放題。

……気をつけよう(笑)。

 

さて先日、名古屋から大阪へ電車で移動の間、

この二時間半で読み切れる本を持って行こうと、

単行本をバッグに詰めた。

チェーホフの「かもめ」である。

100ページにも満たない薄い本だが、

電車の中で開けてびっくり、旧かな使いだった。

これは高校生の頃に買った文庫なのだが、

当時はこういうものを普通に読んでいたのだろう。

加えてロシア演劇の脚本は人名がややこしく読みにくい。

ミハイロヴナ・ザレーチナヤとか、

エヴゲーニイ・セルゲーエヴィッヂとかね。

それを登場人物はソーニャだの、コスチャだの、

あだ名で呼び合うのでなおややこしい。

今の私にはハードルが高過ぎる!

とはいうものの、それで時間をつぶすしかなく、

結局は読み切った。

……ふむふむ、なかなか良いではないの。

100年以上昔のロシア貴族なんて、

私たちと何の接点もないけれど、

こんなセリフに目が留まった。

「(新進気鋭の売れっ子作家を指して)しかし私はあの人を信じていますよ。

何かあります。あの人には何かあります。あの人の思索は具体的です。

あの人の小説は色彩が強烈です。私はそれを強く感じます。ただ惜しむらくは

あの人は一定の問題を持っていません。印象は与えますが、それ以上には

何にもありません。だって印象に乗っただけじゃ遠くへは行けませんからねえ」

……なんだか耳が痛い。

印象を与えるだけでは、印象止まりだということ。

雰囲気や匂いや手触り、その奥へはどうやって行くのだろう……。

 

さてこの晩、

読みなさいと本を二冊もらった。

「藤村詩集」と「御伽草子」。

どちらも旧かな使いの本で、

どうやらこの日は古典デーだったらしい。

 

 

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わたしはかもめ   チェーホフの膝枕”にコメントをどうぞ

  1. 新家 完司 on 2016年3月13日 at 4:15 PM :

    こんにちは~~、いま気がつきました。鳥取の完司です。勢いのあるブログ、楽しみに見せていただきます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げま~す!

    • 阪本きりり on 2016年3月16日 at 2:44 PM :

      完司さま

      いや、お久しぶりです!
      昨年の秋以来ですね。
      こちらこそよろしくお願いします。
      またどこかできっとお会いすることでしょう~~っ。

  2. 竹内いそこ on 2016年3月14日 at 2:18 PM :

      こんにちわ きりりさま
     本当にロシアの名前はなじめませんね。(最近では外国の名前全部に拒否反応が起こります)
     でも、このセリフ、私の耳もグサグサと突きました。
     その奥にはどうやって入っていく?

     簡単にわかってしまったら、きっと川柳自体これほど面白くはなくて、もうとっくにやめてしまっていたでしょうね。永遠の課題。手探りで前に進むしかなさそうです。

            笑う目の奥底で矢を向けてくる     いそこ

      

    • 阪本きりり on 2016年3月16日 at 2:51 PM :

      いそこさま

      当方も横文字全般にツラくなっております。
      いや漢字も数字もダメなんですけど……(笑)。

      はい。
      世界一短い詩歌、川柳の、
      誇るべき部分と弱点は紙一重なんでしょう。
      多くの場合、
      「言葉」それ自体が持ちえる印象を、
      借りて作句するんですけどね。
      その印象をいかに作者の個性として広げるか、
      そこが妙味かもしれません。
      ゴールは見えませんね。
      目の奥の矢は、
      自分自身に向けているのかもしれません。

  3. 高柳閑雲 on 2016年3月14日 at 7:11 PM :

    おお~!きりりさん登場したんだ。
    ことしは、ブログメンバーの加藤鰹さんが亡くなったりと、寂しかったけど、
    嬉し~いね。
    これからもよろしくお願いします。書き込みしますね。
    あっ、それから、大会のときいただいた柳誌のバックナンバー、ありがとうございました。
    読んでいて楽しいです。では。

    • 阪本きりり on 2016年3月16日 at 2:54 PM :

      閑雲さま

      おおお、豊番大会お疲れさまでした。
      賑わって楽しくってよかったですね!
      古い柳誌、喜んでもらえてよかった。
      閑雲さんも私もまだ生まれて無い頃の
      本ですもんね。
      ……まだ探したらあるかもよ。

  4. 澁谷 さくら on 2016年3月14日 at 7:58 PM :

    きりりさん こんばんは。

    わたしも名前のややこしさやら暗いイメージから、
    ロシア文学にはなじめずにいたのですが、
    ロシア語通訳者でエッセイストの米原万里さんの著書を読んでいるうちに
    だんだんロシアに親しみをおぼえてしまいました。
    お酒(ウォトカ)のためなら命でも妻でもさしだすぞ、
    みたいな勢いの、困った酒のみ民族。
    貧乏にたえながら、お酒には何とかありつこうとする。
    弱いくせに同じく困った酒(日本酒)ずきのわたしは、彼らをにくめません。。。

      ほどほどのお酒も恋も酔いたりぬ  さくら

    でも、よくばってはいけませんね!
    でないと、あとで痛いめに…失礼いたしました。

    • 阪本きりり on 2016年3月16日 at 3:02 PM :

      さくらさま

      ロシア文学はどうしても
      ハードル高いですよね。
      私の貧困なイメージだと、
      どうしても「えいこーら」みたいな……。
      (し、失礼しましたぁ~っ)

      そうですか、
      やはりみんな飲んだくれなんですね(笑)。
      そらまあ「ほどほど」では酔い足りないはずです。
      痛い恋ほど心に残ります。
      あ、私は超ゲコですよ~。

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