「霊性の震災学」という本を読んだ。
3.11の東北大震災の関連本だ。
帯には「タクシードライバーが邂逅した幽霊現象」とある。
「わが子のように慰霊碑を抱きしめる遺族たち」ともある。
ことのはじまりは、数か月前、「震災後の不思議な話」という本を読みたいと言っていたら、興味をもってる方がたくさんいることを知った。
私の弟も、学生が調査した幽霊ばなしだろ?と言っていた。
それでアマゾンなどで探していたら、東北学院大学の震災プロジェクト編の「霊性の震災学」の方が良さそうに思えて購入した。単にアマゾンのレビューでの評価を見て、である。
まあこの本は大学のゼミでの研究ということで、非常に淡々としている。
内容をざっと書いてみると、こんな感じ。
第一章 死者たちが通う町 タクシードライバーの幽霊現象
第二章 生ける死者の記憶を抱く 追悼 / 教訓を侵犯する慰霊碑
第三章 震災遺構の「当事者性を超えて」20年間の県有化の意義
第四章 埋め墓 / 詣り墓を架橋する 両墓制が導く墓守りたちの追慕
第五章 共感の反作用 被災者の社会的孤立と平等の死
第六章 672ご遺体の掘り起こし 葬儀業者の感情管理と関係性
第七章 津波のデッドラインに飛び込む 消防団の合理的選択
第八章 原発避難区域で殺傷し続ける 猟友会のマイナー・サブシステンス
興味深い点が個人的にはいくつもあったが、いかんせん、内容量が少ない。
フィールドワークなのだが、範囲が狭く、浅い。
つまり学生と言う、人の生き死にに対しての経験の少ない人が、限られた時間の中で、限られたページを埋めた、という印象である。
考古学や民俗学のフィールドワークと比べてはいけないのだなと思った。
まあ、乗りかかった舟なので、もう一冊チャレンジしてみようかとは思っている。
最初に読もうと思った「震災後の不思議な話」である。
こちらもアマゾンのレビューはいろいろだが、私が求めている何かがあるかもしれない。
さて震災関連の本はたくさん出ていて、それを読むのは、よほど何かがなければしんどいが、吉村昭の「三陸海岸・大津波」は、フツーにおすすめしたい。
吉村昭はルポ的な小説がとてもうまい。
この、東北の大震災のずーっと昔に警鐘を鳴らしていた「三陸海岸・大津波」は、読むに値する本と思っている。
余談だが、「熊嵐」という小説も、すごい。
文章力がすごいのだと思うが、今、タイムリーな人食いグマと北海道の開拓民たちとの戦いのお話しである。
夏の夜にぞっと寒くなるような本だ。
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きりりさま こんにちわ
7月ももう23日。夏休みですね~
走行する自動車の前を子供が横切って走っていくので、キキーッとブレーキ。
あれも、世間を騒がせているポケモンGO! だったのでしょうか。
昨日ようやく「山怪」を読み終えて、こちらに「黒部の山人」「黒部の山賊」と合わせた感想を書いていたのですが、山の上の霊的現象に触れたとたん画面がブログメニューにもどり、検索画面にもどって、こちらに帰ってきたときには私の書き込んだものは消えてしまっていました。
心霊のお怒りをかってしまったのでしょうか。
家族は、単なる操作ミス(またやったの?)と決めつけるのですが・・・あまりにタイミングが良すぎて鳥肌が立ってしまいました。
でも、懲りずに「霊性の震災学」を探して読むつもりです。
吉村昭さんの「三陸海岸・大津波」は図書館でゲット!
おかげさまで、またしばらく没頭できそうです。ありがとうございます。
いそこさま、こんにちは!
アッと言う間に8月になっちゃいました!
夏バテしていませんか?
さてさて、「山怪」そして「黒部」シリーズ、
とっても気になります・・・。
山の神のご機嫌を伺いながら、ぜひその三冊の感想を聞かせてほしいです。
「黒部」シリーズの方が面白いんじゃないかな?
(「黒部」はまだ手に入れていません)
と、私は想像しています。
昔、マタギ関係の本を読み漁っていたころがあって、
神と共に生きる人たちの心の在り方がとても刺激的でした。
現代人が忘れ去った、
理知や論理や、はたまた文字の向こうにある「霊性」ですね。
こういう読書はホントにワクワクします。
吉村昭さんの本、きっと夏を充実させてくれると思いますよ。