Web川柳句会
| 2025・05 |
| 2025年5月のユーモア川柳入選作品 |
| 選考/渡辺たかき・2025年5月募集分 |
| ダウンから半袖になる衣更え | 鶴見 芙佐子 | |
| 温暖化を主題する、春と秋がなくなったという季節感の変化を詠んだ数多くの川柳が詠まれています。本作もその一つですが、「ダウンから半袖」への更衣とする表現の独自性に惹かれます。 | ||
| 護身用日傘を今日も忍ばせる | せきぼー | |
| 紫外線の有害さが喧伝されてから日傘を利用する機会も多くなり、近年とくに男子の利用は話題にのぼっています。その紫外線を避けるための方策として日傘を「護身用」と詠んだ誇張が川柳的で秀逸です。 | ||
| 無意識に開示している下心 | 岡 遊希 | |
| 「開示」は、明確に場合によっては積極的に外に対して明らかにすることを言います。それなのに、隠しきれない「下心」を逆説的に「無意識に開示」と詠んだことで諧謔性が生じ興趣に富みます。 | ||
| 世渡りが上手ときどき死んだ振り | 竹中 たかを | |
| ひと呼吸おいて逃がした記憶力 | 松村 しげる | |
| 人間を捨てれば人はもっと楽 | 天野 きよし | |
| 分別の付く年ごろがわからない | おじ丸 | |
| 嫌われる草ほど元気よく伸びる | 下村 郁子 | |
| ホッとしたみんな呆けてた同期会 | 竹中 たかを | |
| バカヤロー海はいきなり怒鳴られる | すみれ | |
| 読心術できて自分がわからない | 荏原 利行 | |
| 餌食ったまでは憶えている魚 | 福村 まこと | |
| 納税はしても移住はしない郷 | 西山 竹里 | |
| 当選後曲がった腰は反り返り | 久常 三喜夫 | |
| 便利さに疲れ昭和に帰りたい | 須藤 良夫 | |
| 甘党にだって必要休甘日 | 亀 歩 | |
| 泳がせていた筈だった老いの悔い | 繁柳 | |
| 蚊を打ってまだまだ続く立ち話 | 柳村 光寛 | |
| 私にはガラスの靴がよく似合う | 真田 義子 | |
| しきたりを条例よりも守る里 | 福村 まこと | |
| 長電話切りたいときは児を泣かす | 西井 茜雲 | |
| ここだけの話太って舞い戻る | 西井 茜雲 | |
| テッペンはリバーシブルの顔を持ち f | トトロさん | |
| そそられる見出しに開くネット記事 | おじ丸 | |
| ハーネスをつけたい車内立ちスマホ | 船山 登 | |
| マイナカード忘れ私を証せない | 星野 睦悟朗 | |
| そこかしこ何々跡になるバス停 | クスクス法師 | |
| 動物も疲れて寝てる休園日 | まさみじいちゃん | |
| イントロが長くて揉める妻の愚痴 | 美和山吹 | |
| 動物は育児はするが介護せず | 6年6組てんまのよい子 | |
| シールでも切手を舐める老いの舌 | 武藤 宣彦 | |
| 容赦ない体重計と血圧計 | 山登爺 | |
| 野菜なら咎められない試し切り | 山田 とく子 | |
| カラオケの歌詞の流れに置いてかれ | ノーテンキ | |
| 影武者も贅沢してる太ってる | 西本 晴美 | |
| とりあえず話のネタに並ぶ列 | 大田 雅子 | |
| 団塊のせいで閻魔がまた徹夜 | 木村行吉 | |
| 立禅で通勤電車は修行場所 | 成長浅略24 | |
| 消しゴムの滓に秘密のてんこ盛り | 久常 三喜夫 | |
| 初体験ばかりで老いが加速する | 山田 とく子 | |
| 翔の字がやたら増えだす令和の子 | 齊藤 大柳 | |
| ゴム紐の伸びたパンツに明日はない | 佐藤 彰宏 | |
| 消えぬ間に春を消化の忙しさ | 荒井 孝憲 | |
| 女子会にあふれ出ているドーパミン | すずき 善作 | |
| 算盤に義理人情が足してある | なるほどマン | |
| もう打つな明日のために取っておけ | 大田 雅子 | |
| 老いの目を宙に這わせるセルフレジ | 渡辺 世潮 | |
| 病院が泣いて喜ぶ薬好き | 山田明 | |
| 二日酔い症状ごとに迎え酒 | クスクス法師 | |
| もの忘れ夫婦喧嘩が減りました | 竹中 たかを | |
| 金魚すくいやりたくなって孫を連れ | 6年6組てんまのよい子 | |
| 座りたい後期高齢とは言えず | はぐれ雲 | |
| おねだりの半音高い声を聞く | 宮尾 柳泉 | |





























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