Web川柳句会
| 野菜 |
| 課題「野菜」入選作品 |
| 選考/毛利由美・2025年6月募集分 |
| 完熟のトマトのような夏の子ら | 里彩 | |
| 夏真っ盛り。子どもたちはツヤツヤした顔を真赤にしてまるで完熟のトマトのよう。しかし近頃の夏はずっと熱いお湯に入っているような外気温。熱中症の心配からこのような原初の夏の子どもの姿をあまり見かけなくなったのは少し寂しい。 | ||
| この子はと大根撫でる朝の市 | ゆき | |
| 朝市に並ぶ新鮮な野菜、その中でも太く白く立派な葉付き大根を我が子のように抱きかかえてお客さんに差し出す。自分たちの育てた大根を「この子」と呼ぶところに愛情を持って育てた様子がうかがえる。朝市を懐かしく思い出した。 | ||
| 移住地の野菜畑が社交場 | みんせい | |
| 最近はやりの移住。しかし移住してそこに根を張るためには地元の人たちとの交流がなくてはならないもの。野菜畑を始めるにあたって周りの人に挨拶をしながら、教えを請うている姿が浮かぶ。野菜畑は格好の社交場。 | ||
| ピーマンもキュウリも食べたキャンプ場 | にった みさ | |
| 外っ葉も残さず食べる物価高 | 岡田 淳 | |
| 芋煮よりポテトチップが好きな子等 | 千代 | |
| 素泊まりになった菜食主義の客 | 佐藤 茂之 | |
| 悲しくてどっさり刻む葱の山 | 渡辺 たかき | |
| 新じゃがの育ての親に似るえくぼ | 野平 光太郎 | |
| 中華鍋パプリカたちが踊ってる | 荏原 利行 | |
| 実篤の絵皿で胸を張る南瓜 | 松村 しげる | |
| 物価高野菜炒めに肉がない | なるほどマン | |
| ミックスの野菜に増えるもやし量 | 船岡 五郎 | |
| 野菜だけ食べるよりはと肉を添え | ミルクルミ | |
| 道端に置かれる野菜ワンコイン | 白峯 | |
| 無農薬野菜に虫のおまけ付き | 山田明 | |
| おかずにもおやつにもなるさつま芋 | 茶山蚊 | |
| 野菜くず堆肥となって二度生きる | 山田とく子 | |
| 加熱してこれっぽっちになる野菜 | 亀 歩 | |
| 茹ですぎたブッロコリーの頼りなさ | 荒井 幹雄 | |
| 独り飯カット野菜の世話になる | すみれ | |
| 糠漬けを食べて日本を理解する | 平尾 定昭 | |
| 紅一点サラダ彩るプチトマト | 山田 恭正 | |
| 自家菜園収穫品は規格外 | 西井 茜雲 | |
| 物価高もやしがでかい顔してる | きぃろっく | |
| 野菜の名認知検査のため覚え | 河村 けい瑚 | |
| 孫だけが喜んでいる野菜高 | 荘子 隆 | |
| 塩振ると少し素直になる野菜 | 木村行吉 | |
| ワンオペへカット野菜という時短 | 大木 安沙 | |
| デパ地下に四季の会話がない野菜 | 福村 まこと | |
| 名も知らぬ野菜が鎮座シェフサラダ | 髙杉 力 | |
| 野菜さえ思ったように育たない | 初貝みな | |
| ネバネバ野菜夏を征する為に食む | 北村 幽芳 | |
| ダイエット主役脇役みな野菜 | きぃろっく | |
| スーパーに冬でも並ぶ夏野菜 | 戴 けいこ | |
| チラ見して出来競い合う五坪畑 | 宮尾 柳泉 | |
| 青虫は美味い野菜を知っている | 五月 | |
| 豊作が過ぎた野菜も悩ましい | 荘子 隆 | |
| 残されたパセリのような孤独感 | 羽華 | |
| 朝採りの野菜土の香連れてくる | 小倉 三歩 | |
| かさ増しにしていた野菜今主役 | 初貝みな | |
| 漬物をマナーモードで食べるコツ | 6年6組てんまのよい子 | |
| 冷蔵庫の残り野菜で腕ふるう | 鈴木 かおる | |
| 夏バテの俺は胡瓜で妻鰻 | トトロさん | |
| 夏野菜食べて水分補給する | こはり つよし | |
| もやしなら倍の値段も許せそう | 荏原 利行 | |
| シードレスにされた葡萄の自己主張 | 宮本 海風 | |
| ガーデニング野菜作りに宗旨替え | 西井 茜雲 | |
| 籠の中パレットみたい夏野菜 | peco42195 | |
| 偏食の野菜嫌いが今農家 | 大田 雅子 | |
| レトルトに野菜加えてうちの味 | 泉 | |
| 温野菜肉にまみれた胃を拭う | せきぼー | |
| 近頃はお米も入れる野菜室 | すみれ | |





























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