Web川柳句会
| 寒い |
| 課題「寒い」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2015年11月募集分 |
| シベリアの寒さ語らず叔父は逝き | 光畑勝弘 | |
| シベリアの零下30℃の寒さは寒いというどころではなく肌が痛く感じたことだろう。満州からシベリアへ捕虜として何年も労働に従事、その気持ちは口に言えないつらさがあったのだろう。 | ||
| 寒いねと温めあってる手と手と手 | 久常三喜夫 | |
| この句は下五の手の重ねがいかにも寒い感じをもたせる佳句だ。ぬくもりあってだから、親子か友達で手をこすりながら寒さを我慢しあっている姿が浮かびます。 | ||
| くちびるの寒さが僕を責めにくる | ともきち | |
| 恋人のどちらかがしばらく逢っていないので心の寒さを求めに来た情景か逢いたい逢いたいと呼んでいるような句。 | ||
| 挨拶に今朝の寒さも足しておく | 大陸丸 | |
| あんなにも燃えた二人がもう寒い | すずき 善作 | |
| おお寒い寒いと言えばなお寒い | 宇宙悠々 | |
| 酷寒に置き去りのまま拉致家族 | 龍せん | |
| 温暖化世相は寒くなるばかり | 望月 弘 | |
| 里帰り寒さに負けぬサケの群れ | 福田 和人 | |
| 値上がりに木枯らしの吹く台所 | 岡野 満 | |
| 神さまを泣かせるような世界地図 | 春爺 | |
| 少子化の将来像が肌寒い | 白子しげる | |
| 寒いです健康長寿楽じゃない | 岩窟王 | |
| 冷たいよほらっと言って手を握る | 関口行雲 | |
| シベリアの凍土に眠る友哀し | 白峯 | |
| 極寒の屋台同席雪女 | 久世高鷲 | |
| 懐も寒い夕暮立飲み屋 | 住野南天 | |
| 鳥肌が立ったお世辞のうそ寒さ | 美和山吹 | |
| 冬将軍四季の一つと受け入れる | 高橋 太一郎 | |
| 懐の寒いころには愛あった | 日比日踊 | |
| ふるさとのストーブもない無人駅 | 船岡五郎 | |
| 懐はなかなかならぬ温暖化 | 岡田淳 | |
| 寒稽古気合いを入れる白い息 | つれづれ | |
| 底冷えへ息吹き掛けている両手 | 宮﨑 竹葉 | |
| ぶるるるる冬の到来知る毛穴 | 瀬田明子 | |
| 二次会へ寒い財布がダダこねる | 久常三喜夫 | |
| はいはいと夫の寒いギャグに添う | 小田和子 | |
| ふところへ冬将軍が攻めてくる | 岡野 満 | |
| 懐がなんだか寒い奇数月 | 武良 銀茶 | |
| 冬を越す人も野菜も丸くなる | ともきち | |
| 寒い朝おはようの声縮こまる | すずき 善作 | |
| 年金が寒い寒いと言っている | 白子しげる | |
| 寒ブリを新幹線で食いに行く | 白瀬白洞 | |
| 若者のお寒い語彙に座がしらけ | 美和山吹 | |
| 政治家の見識お粗末で寒い | 高橋 太一郎 | |
| 貧乏と寒さタッグで攻めてくる | 日比日踊 | |
| マフラーを巻きたいキリンさんの首 | 毛利由美 | |
| 住民を対立させる振興費 | 岡 遊希 | |
| 予報士が寒いといえばそう感じ | 十六夜 | |
| 飢え寒さ誰よりも知る難民の子 | 佐藤綉綉 | |
| わくわくのセールの初日閑古鳥 | 寿々 | |
| 熱燗を味方につけて冬ごもり | ゆきよし | |
| 爆買で寒さ知らずのお客様 | なこはなこ | |
| 空っぽの冷蔵庫見る一人部屋 | 井戸野 蛙 | |
| 言い勝って寒さ身にしむ長い夜 | まりえ | |
| どれほどの寒さか窓に手を当てる | 大陸丸 | |
| 懐が寒いと声の張りも失せ | 白鳥象堂 | |
| 寒風をものともせずに木守り柿 | 上嶋幸雀 | |
| 鍋奉行冬将軍に急かされて | えみゆ | |
| 冬の朝寝かせてほしいあと5分 | かっぱ堂 | |
| 寒い時一枚着るかエアコンか | 十六夜 | |
| 寒くなり金魚はじっと耐えている | あっちゃんパパ | |
| セーヌ川辺りで寒い弾の音 | 齊藤 大柳 | |





























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