Web川柳句会
| 菓子 |
| 課題「菓子」入選作品 |
| 選考/島文庫・2024年11月募集分 |
| 戦争を止めておやつにしませんか | 泉 | |
| この句の木霊がかの国に届いたのでしょうか。ようやく二ケ月の停戦だそうです。課題の菓子を読み込まず、戦争へ発想を飛ばしたところが上手い。こうした飛躍こそ課題吟、秀句への近道かと。 | ||
| 年寄りが餡子好きとは限らない | 大木 安沙 | |
| 「はい、おっしゃる通りです」人の既成概念ほど勝手なものはありません。ジジにティラミス好きがいてもいいじゃないですか。簡明でユーモラス、これも川柳の要諦の一つ。好みの句です。 | ||
| 和菓子なら太らないのと食べ尽くす | 阿部 日向子 | |
| そんなことを何処かで聞いたような気もしますが、我田引水とはこのこと。句には作者の皮肉が込められています。「穿ち」も句の大事な要素の一つ。図らずも今回は句の三要諦が並びました。 | ||
| 駄菓子屋のおばちゃんにまでインボイス | きぃろっく | |
| 菓子パンと呼ばれ半人前のパン | 橋倉 久美子 | |
| 飴ちゃんで作る人脈侮れぬ | 渡辺 たかき | |
| 若き日の不満金平糖のごと | ゆき | |
| 菓子折りを底から開ける福の神 | クスクス法師 | |
| 小悪魔にチョコとキャンディーハロウィーン | 阿部 日向子 | |
| 煎餅の音に茶柱直立し | 河村 けい瑚 | |
| ワクチンが菓子メーカーと言うまさか | 本多 雅子 | |
| 大福の餡子くっつくおちょぼ口 | はなぶさ | |
| 花ちゃんと仲直りした半分こ | 真田 義子 | |
| のど飴をもらいごめんなさいが出る | 高田 羅奈 | |
| 菓子箱の底に本音をしのばせる | すずき 善作 | |
| スイーツにちょっぴり混じる罪の味 | 後藤 勲 | |
| 対局の度にバズっているおやつ | 須藤 良夫 | |
| バレンタインチョコ5個ならば許す妻 | にった みさ | |
| 菓子用に空けてあります腹八分 | ハッピーエイト | |
| あんこ飴菓子屋横丁暮れ早し | 春光 | |
| きびだんご尻尾を振らぬうちのポチ | さだえばあちゃん | |
| えびせんと心の脆さ同じくらい | おかだ じろう | |
| 菓子ひとつ幸せごっこする女 | やす坊 | |
| 菓子折も持たずに嫁がやって来る | よしじろう | |
| ありがたくいただきましょう高い菓子 | ぱせり | |
| 亜星さん追ってチェルシー黄泉の国 | 河内 菜遊 | |
| 菓子折りに包んで渡す下心 | 紫芋式部 | |
| 羊羹の厚さはさすが名主さま | 佐佐木 雀区 | |
| 百円を握って駄菓子屋へ走る | こはり つよし | |
| ポン菓子を口いっぱいに昭和の子 | やひろ | |
| 駄菓子屋で夢を叶えた大人買い | 平尾 定昭 | |
| 後悔をゆっくり溶かすドロップス | 野平 光太郎 | |
| 羊羹は虎屋に限る厳父の忌 | 露 せい子 | |
| 菓子欲しいなどとは言えぬ戦地の子 | おかの みつる | |
| 手始めは鞭より飴を多用する | 岡 遊希 | |
| 菓子分ける羨ましいな一人っ子 | はぐれ雲 | |
| 菓子折が頭を下げてくる無心 | 亀 歩 | |
| お茶室の背筋でつまむ和三盆 | 松村 しげる | |
| 少子化に走るグリコもお手上げだ | 稲山 博司 | |
| 大福を食べたら止まる口喧嘩 | 五月 | |
| 老眼の瞳かがやく菓子売り場 | せきぼー | |
| カカオ豆不作でチョコもほろ苦い | 山田 初男 | |
| ドロップの赤は戦後の飢餓の色 | 廣田 和織 | |
| 押し倒し皮を剥ぎ取るミルフィーユ | 大木 安沙 | |
| 参拝の帰りには寄る菓子司 | おじ丸 | |
| 謝罪より祝いにおともしたい菓子 | 戴 けいこ | |
| 昭和史が駄菓子の中にまだ残る | 久常 三喜夫 | |
| 味よりもインスタ映えのするお菓子 | 川乃 外朗 | |
| 岩おこし入れ歯外してしゃぶり食い | 小林 祥司 | |
| 菓子代り食べた煮干しが今に生き | 桜木 美津子 | |
| しくじりを老舗の菓子に助けられ | 星野 睦悟朗 | |
| 数値良し心置きなく粉砂糖 | 岩田 マリ | |
| 仏壇のケーキに拝む孫娘 | 瓜生 まりも | |





























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