Web川柳句会
| 糊 |
| 課題「糊」入選作品 |
| 選考/二宮茂男 2010年6月募集分 |
| アフガンに血のりを洗う神は無し | 小西章雄 | |
| 終わりのない報復戦争で、テロは根絶されるどころか頻発し、いっそうの悲劇を生み出している。自爆攻撃に出る青年を母親が引き止めようとして、爆弾が暴発、家族五人が死亡。神よお助け下さい。 | ||
| 天国と地獄二枚の合わせ板 | アズスン安須 | |
| 民主政権初の審判、名古屋場所初日、W杯決勝戦。この半日で、天国か地獄かのトリプルヘッダーを見せつけられた。日本のための消費税増で破れた菅さんの泣きっ面。その裏で谷垣、渡辺氏の笑顔。お金持ちは、日本売りにご留意。 | ||
| 二枚舌切らず雀の舌を切る | 山口昭悦 | |
| 昔話の「舌切り雀」で、雀を大切に飼うのは親切なAお婆さん。方や、Aお婆さんが飼っている雀の舌を切るのは、いじわるで欲張りのBお婆さん。平成の世でも、欲張りの二枚舌は、健在ではびこっていますね。 | ||
| 糊代が子ども手当という軽さ | 加藤ゆみ子 | |
| 口に糊するのにこんな苦労する | かんなくず | |
| 負け癖のような折り目が効いたシャツ | 橋立英樹 | |
| 合併の糊代辺にある摩擦 | 北 朗 | |
| 切り張りの人生ひとは褒めてくれ | 日比日踊 | |
| 内職の母とりんごの袋貼り | 丸山重司 | |
| のりしろの幅広すぎず狭すぎず | 岩堀洋子 | |
| 安物の糊だが妻は離れない | 昌 紀 | |
| 糊抜きを効かせて夫泳がせる | 土藏芳竹 | |
| 糊状になるまで策を練っている | 濱山哲也 | |
| あの人に会うなら糊の効いたシャツ | 杉山太郎 | |
| バーゲンの靴が底から剥がれだす | 足立ミツエ | |
| 工作のあとで指紋の糊剥がす | 柳谷益弘 | |
| 糊でつく程甘くない夫婦仲 | 嵐 山 | |
| のりしろの糊塗り直しまだ夫婦 | 楠部千鶴 | |
| 腐れ縁ぴったり糊が剥がれない | みのり | |
| 政権のラベルに糊が効いてない | 見 乗 | |
| 糊と鋏論文仕上げ博士号 | 坂本美地子 | |
| 友情の破れつくろう糊を練る | 高浜勇 | |
| ヤツだけが糊を効かせてやる気見せ | かっぱ堂 | |
| 糊代がようやく合ってきた夫婦 | 沢田正司 | |
| 木を糊で付けた都会も美しい | 糸乃こまり | |
| 糊付けのあとから迷い湧いてくる | 柳岡睦子 | |
| バッチリと仕分けのシャツの糊が効き | 鹿野太郎 | |
| とっときの内緒ばなしに封をする | 端河 潔 | |
| 失態を糊塗したトバク芋の蔓 | 本間千代子 | |
| 糊なめて子雀世間知り初める | 熊坂よし江 | |
| 糊付けた嘘が剥がれる妻の勘 | らみあ | |
| 相撲道糊口の道を絶たれかけ | 闘句朗 | |
| その内に剥がれるだろうマニフェスト | 柄 宏一郎 | |
| べたついた余分な糊に塞がれる | オカダ キキ | |
| 切り貼りで世論に合わすマニフェスト | 星野睦悟朗 | |
| 栄転に涙の糊が剥がれない | 原田和洋 | |
| 愛という糊が欲しくて飼う子犬 | 楠部千鶴 | |
| 何度目の糊付けをする難破船 | 斉尾くにこ | |
| 糊代の範囲ですから許せます | 徳島一郎 | |
| 糊しろが無いギリギリの年金者 | みんせい | |
| 糊代の劣化へ効き目ある会話 | 松村しげる | |
| ボランティア剥がした切手世を救う | 白 峯 | |
| 高齢者増えてやさしいとろみ食 | 小春日和 | |
| プンと糊効いたワイシャツ弾む道 | 美高けい | |
| 糊付けを風評好きに剥がされる | 山月堂 | |
| 子沢山口を糊する途上国 | 石井沙江 | |
| 連立の危さつなぐ薄い糊 | 跡 夢 | |
| Yシャツも形状記憶で糊不要 | 素 人 | |
| とりあえず糊で固めて参院選 | 鶴巻 弘 | |
| おしどりで糊の夫婦と言われてる | 八十日目 | |
| シーツの糊利きすぎました恋終る | 和田洋子 | |
| 母の糊ねばり強さが自慢です | 伊東志乃 | |
| 伏せ糊で心機一転風に乗る | 牧 新山 | |





























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