Web川柳句会
| 隠す |
| 課題「隠す」入選作品 |
| 選考/板垣孝志2022年01月募集分 |
| 容疑者護送ブルーシートでラッピング | 松井 逸馬 | |
| 被害者の人権にはズカズカと踏込んで来るマスコミだが、容疑者には過分と思えるほどの配慮を見せる。ラッピングは物に対しての表現。人間とは思えぬ凶悪犯はラッピングでもよさそうだが。 | ||
| 神隠しスマホリモコン眼鏡カギ | 竹中 たかを | |
| 小物は冷蔵庫から出て来るものである。アハハと笑って済むうちは良いが、やがて配偶者や家族の顔さえ忘れる可能性だってある。惚けが進んで死ぬことさえ忘れたら、神さまの思し召しとしよう。 | ||
| あの水着あの面積であの値段 | きぃろっく | |
| 早速水着メーカーに電話を掛けて水着の生地の値段を教えて戴いた。一平方メートル当たり無地で千円、柄物で二千円ぐらいとのこと。坪単価に直すと三千三百円~六千六百円。さあ高いか安いか。 | ||
| 渋滞の疲れ見せずに里帰り | えつこ | |
| 本当のわたしを肩書きが隠す | 西山 竹里 | |
| 変異株の出自を隠すギリシャ文字 | 白鳥象堂 | |
| 隠したいことがなくなりゃ仏様 | 上山 堅坊 | |
| 隠し事同じ顔する子も犬も | 浮世っ子 | |
| 本心はどこにあるのか風見鶏 | 川名 洋子 | |
| 長話マスクの中にあくびのあ | 林 山柳 | |
| 折れた矢を隠して明日のラッパ吹く | 翔のんまな | |
| 本当に喜ぶ人に隠さない | 本多雅子 | |
| 隠したいパーツが増えてくるボディ | えつこ | |
| 懐に入らぬものは袖の下 | 白峯 | |
| ドンペリの泡が引き出す隠し事 | 佐佐木 雀区 | |
| 真っ黒に塗るオリ・パラの大赤字 | きかん坊 | |
| おしどりの破綻を隠す世間体 | 白子しげる | |
| 病名を隠し通して母を看る | 北村 幽芳 | |
| 意思表示うまく隠せた多数決 | 彦翁 | |
| 隠し事あって足取り重くなる | すみれ | |
| 都合よく勝者の筆で書く歴史 | 河内 菜遊 | |
| 胸騒ぎ無口な妻の隠し玉 | 隼人 | |
| 老い重ね隠す皺染みそして金 | 大西 重郎 | |
| 私をちょっと隠して小旅行 | 小林 祥司 | |
| 引きやすい様なところへ隠すババ | 坂田 康雄 | |
| 隠し事暴き飯食う週刊誌 | 小田龍聖 | |
| 満月を隠した雲の嫉妬心 | わこう | |
| 隠蔽の体質に見る無責任 | 小田龍聖 | |
| 地位協定公にせぬことだらけ | 柳村 光寛 | |
| コンクリートに方言埋めて大都会 | ハッピーエイト | |
| 薄めても消えてはいないシーベルト | きかん坊 | |
| 隠してた歳をばらした訃報欄 | 風間 なごみ | |
| 隠し事母さんの目は騙せない | 村上 佳津代 | |
| 悪友と符牒で話す長電話 | 渡辺 たかき | |
| 隠語とは 仲間同士の 公用語 | 梁川 鉄太郎 | |
| モリカケも桜も隠しドンでいる | すずき 善作 | |
| 黒塗りのファイルを出してほっかむり | 山田 とく子 | |
| 除夜の鐘聞くたび地検悔しがり | 坂田 康雄 | |
| 貧困を隠して超音速機の発射 | 美和山吹 | |
| 小国が隠し持ってる核兵器 | ひょっとこ | |
| 友達に隠しておけぬ蜜の味 | 茶飯士 | |
| 目隠しで真直ぐ歩くのが特技 | 小田虎賢 | |
| 馴染む迄爪を隠して様子見る | 北村 幽芳 | |
| 正体が不明も値打ちバンクシー | おじ丸 | |
| 恋心隠して友の顔をする | 白百合 | |
| 大嘘を大風呂敷で隠してる | 光畑 勝弘 | |
| 最初から無くて隠せぬ爪と金 | 陽香 | |
| ライバルに知られたくない古い傷 | 茶飯士 | |
| 胸の奥扉を閉めて鍵かけて | すみれ | |
| 骨壺に入れる予定の隠しごと | 加藤 胖 | |
| 来客にパジャマの夫移動させ | わこう | |
| 隠すから見たい気持ちが騒ぎだす | 冬子 | |
| さて何を入れたのでしょう隠し味 | 小田和子 | |





























川柳句会トップ
川柳(課題吟)







