Web川柳句会
| 牛 |
| 課題「牛」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2021年01月募集分 |
| 馬でない証拠に角がある賀状 | おかの みつる | |
| 一見馬にも見える絵だが、頭に角がある。そんな賀状が届いた。角の無い牛、あっても見えない。主としてメス牛に多い。牛は闘牛をするのに角が物を言う。その他、角だけでなく脚の長さでも馬・牛の判別が出来る。おそらく馬にも見えたスマートな絵だったのだろう。 | ||
| 野菜から食べよと牛に諭される | 彦翁 | |
| 反芻の牛は、いったん口の中に入れた草を蓄える胃を持っている。口の中に戻して後で噛み込む。こんな動物はあまり見られない。人間の食物は肉食か草食かに主として分けられ、牛は草食でもこんなに元気と教えてくれる。しかし偏れば栄養バランスが崩れる。どうも最近太り気味、やはり野菜不足かも。 | ||
| 晴れのセリ見送る子らの目に涙 | すみれ | |
| 昔は牛馬を売買するのに博労(ばくろう)という職人がいて、各農家を訪れ、牛馬の売買価格を決めていた。今はセリ市が開かれ競売にかけられ値が決まる。愛情を込めて育てた子牛を手放すときは寂しさがこみ上げられ涙も出ます。いずれにしても別れは辛いもの。 | ||
| ごめんなぁ思い出めぐる牛売る日 | 関口 行雲 | |
| 草原の中で主役の牛になる | 望月 弘 | |
| 牛が歩む大地に判を押すように | わこう | |
| いつの間に嫁に家計を牛耳られ | よしじろう | |
| 食うために食われる牛を育ててる | 光畑 勝弘 | |
| 職探し牛の尻尾も掴めない | 白峯 | |
| 昔見た 洋画の主役 カウボーイ | 梁川 鉄太郎 | |
| 牛の目が別れを悟る競りの市 | みんせい | |
| スキヤキは個別に分けて物言わず | 岩窟王 | |
| 牛撫でてコロナに挑む天満宮 | きぃろっく | |
| 脱炭素牛車がいいのではないか | 竹中 たかを | |
| 将来のステーキ野原で遊んでる | 城戸幸二 | |
| 放牧の牛は末路を悟ってる | ミツエ | |
| ミルク育ち牛が他人と思えない | えつこ | |
| 国会の牛歩遅いと笑う牛 | 上山 堅坊 | |
| 牛タンが好きで自戒の二枚舌 | 陽香 | |
| まるで牛喰っちゃ寝喰っちゃ寝の寝正月 | 岩窟王 | |
| 三密の牛牛牛を隔離する | やす坊 | |
| 第三波牛躓いて出遅れる | 北村 幽芳 | |
| ものぐさがうし年楯に動かない | すずき 善作 | |
| 食べて寝て牛にならずに豚になり | 山登爺 | |
| 疱瘡を終息させた牛である | 久里 樽兎 | |
| 闘牛もトランプも剥く大白眼 | 宇宙悠々 | |
| 叩き上げコロナ後手後手こって牛 | 達吟 風子 | |
| 牛歩だが一歩一歩と老いの道 | 太西 重郎 | |
| 藤井寺猛牛たちの夢の跡 | あっちゃんパパ | |
| いらいらをゆるゆる消した牛の声 | 辻 貴希 | |
| 丑三つ時の徘徊で友と会う | 白鳥象堂 | |
| ありがとうバター・チーズも牛の乳 | 三好 光明 | |
| 牛年と言えば一瞬黙り込む | ミツエ | |
| 柿の木があった牛舎の窓の外 | 村上 佳津代 | |
| 牛歩でも 自由は嬉し 民主主義 | 河内 菜遊 | |
| 核禁止条約牛歩でも前へ | こはり つよし | |
| ステーキもりもり百歳の胃袋 | 川名 洋子 | |
| 売られいく牛の悲しき綱を引く | じんじん | |
| 霜降りに育って牛にある別れ | 望月 弘 | |
| デジタルの世をアナログの牛で生き | 竹中 正幸 | |
| 長生きがしそうだ牛のような人 | ゆき | |
| カウベルの音聞きながら夕陽追う | 龍せん | |
| ウオンゴールはっきり言って牛のせい | 渋谷 重利 | |
| 奈良悲鳴 牛久大仏 メガビック | 梁川 鉄太郎 | |
| 猛牛の異名なつかし琴櫻 | 関口 行雲 | |
| 牛の眼にじっと見られて目をそらす | 西上 遊二 | |
| 天をみて地をみて市へ子牛牽く | 森田 旅人 | |
| 牛耳って終わりにしたいコロナ戦 | 飯野 致祥 | |
| 年男団塊世代ラストラン | 宮本 信吉 | |
| 生まれ来る牛へ眠らぬ常夜灯 | 宮本 彩太郎 | |
| 牛一頭平らげそうな食べ盛り | きぃろっく | |
| 闘牛を駆り立てている理不尽さ | 冬子 | |
| ミルクでも肉でも牛が第一位 | 彦翁 | |





























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