Web川柳句会
| 掘る |
| 課題「掘る」入選作品 |
| 選考/二宮茂男2009年11月募集分 |
| 楼閣を砂漠に建てさせる石油 | 加藤ゆみ子 | |
| 何億年もかけて蓄えた石油を一瞬にして燃やし尽くしてしまう砂上の楼閣。湯水のごとく石油を使う人類の幸せな暮らし。その象徴、ドバイ不動産開発バブルが崩壊した。「掘る」から「石油」をイメージして考えさせる。 | ||
| 出られない自分で掘った落とし穴 | 美高けい | |
| さあ、どうしよう? Aさんは「落ちるところまで落ちて機会を待つ」、Bさんは「もっと掘り進み違う穴から抜け出る」、Cさんは「モグラと仲良しになって、永住する」。あなたならどうしますか。 | ||
| 軍手はめ園児が芋を掘る平和 | 端河 潔 | |
| 子どもの手サイズのカラー軍手に長靴姿の子どもたちが歓声を上げて芋掘りを楽しむ。先生が「ほら、この辺にありそうよ」「これを引っ張ってごらん」と声をかける。畑で焼き芋パーティも。「軍手」は平和の象徴となった。 | ||
| 古代史の謎へ積もった時を掘る | アズスン安須 | |
| 身を隠す穴を掘っては前に出る | 彦 翁 | |
| 柱跡卑弥呼の夢が蘇える | 白 峯 | |
| 来てみればすでに誰かが掘った跡 | おじ丸 | |
| 耳掃除して待っている好い話 | 小西章雄 | |
| 思い出の根っこを掘ると母に会う | 柄 宏一郎 | |
| 見栄張った穴では蟹の眠れぬ夜 | 楠部千鶴 | |
| 積年の無駄掘り起こす仕分け人 | 辻 貴希 | |
| 穴埋めのため新しい穴を掘る | 船山 登 | |
| メンタルな所を攻める糸楊枝 | 鹿野太郎 | |
| 服を着た犬は穴掘りもうしない | 濱山哲也 | |
| あの件は忘れてやると掘り返す | 橋立英樹 | |
| 発掘が太古の人の夢を掘る | 岩堀洋子 | |
| タイムカプセル幼い僕が語りだす | 和田洋子 | |
| 愛渇き罪の深さを掘り起こす | 見 乗 | |
| 古傷を掘り返しては溝広げ | 岸愛三 | |
| アリバイが完璧すぎて墓穴掘り | 北 朗 | |
| 掘り当てた人材カネでさらわれる | 足立ミツエ | |
| 名声を掘って出てきた裏の顔 | 牧 新山 | |
| キャパシティ不足で底に突き当たる | 柳谷益弘 | |
| 忘れたい記憶があって穴を掘る | みすず | |
| 掘り下げる心の底の深い闇 | つね坊 | |
| 歴史だけ掘ってロマンへ埋め戻す | 望月 弘 | |
| 掘り出し物値切る青い目詳し過ぎ | 高橋太一郎 | |
| 仲人の掘り出し物に騙された | かんなくず | |
| スコップで埋蔵金を少し当て | 竹中正幸 | |
| 掘り下げて行けば虚ろなマニフェスト | 嵐 山 | |
| 掘り出した記憶はセピア色を帯び | 市川 勲 | |
| 家計簿を掘れば湧き出す愚痴の山 | 松村しげる | |
| 気晴らしに掘ってた穴に足取られ | 船岡五郎 | |
| 君の芯どこかどこかと掘り進む | 熊坂よし江 | |
| 掘り進み元のところへ戻る鬱 | 飯島章友 | |
| 日米の地雷民主が試堀する | 神宮寺茂太 | |
| 大国は月の資源も掘るつもり | 睦悟朗 | |
| 埋蔵金ないか芋掘りはかどらぬ | 八十日目 | |
| 根堀り葉堀り聞くだけ聞いて知らぬ顔 | 沖野おさむ | |
| 生ごみを埋める穴掘るエコライフ | 本間千代子 | |
| 掘り当てた埋蔵金を仕分けよう | 徳島一郎 | |
| もう一度耕してみる錆びた脳 | 備瀬ちゃくし | |
| アルバムの中のあの日を掘っている | 杉山太郎 | |
| どじょう掬いまだ芋掘りにしか見えず | 平松由美江 | |
| 一生涯トンネル堀りをする土竜 | 土藏芳竹 | |
| 定年でやっと自分のタイムカプセル | 糸乃こまり | |
| 掘り下げた話題は避けるワイドショー | 引田六郎 | |
| 掘り起こす田畑に父と母の汗 | 山口昭悦 | |
| 掘り出し物買っては家が狭くなる | 楠本晃朗 | |
| 恥を掘り播いた種にも花が咲く | やす坊 | |
| アスファルト犬もストレスたまりそう | 小春日和 | |
| 埋蔵金掘っても高が知れている | 城山悠歩 | |
| なあポチよ掘っても何もないんだよ | 板垣孝志 | |





























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