| 虫 |
| 課題「虫」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2018年10月募集分 |
| 泣き虫が仕事の虫へ脱皮する | 佐野 かんじ | |
| 今回の「虫」は川柳によく使われる。葉につく虫、虫の鳴き声、潜在する意識、心の中の感情、仕事に熱中する等々。引っ込み思案だった子どももあるきっかけで仕事に熱中するようになった。それなりに成長するものです。 | ||
| 虫のいい話ばかりがやって来る | 武良銀茶 | |
| 虫のいい話、オレオレ詐欺など年寄りは甘い話に騙されやすい。嘘を本当のように言葉巧みに誘い込む。個人情報がどこで知ったのか虫のいい話はご用心。 | ||
| 腹の虫宥めて耐える宮仕え | 白子しげる | |
| 今ではこの表現は余り使われないが掃除など雑役をする、また貴人の家に奉仕する人を言う。他に会社や役所に勤めるなど下働きで苦労に耐える、このことが将来への試金石になれば耐えた価値が出てくる。 | ||
| 喧騒のビルの谷間に虫の声 | 高橋 太一郎 | |
| 芸の虫死ぬまで女優樹木希林 | パチンコ姫 | |
| 無農薬の菜っ葉青虫知っている | 酒井映子 | |
| 月の夜詩人になれと秋の虫 | 小西章雄 | |
| 電車内スマホの虫の指弾む | 若山貞人 | |
| 人間を手塚治虫に教わった | こはり つよし | |
| 練習の虫が勝ち取るスターの座 | 龍せん | |
| 泣き虫の愛ちゃん今やママになり | 船岡五郎 | |
| 同窓会名簿虫食い増えてきた | 城戸幸二 | |
| 終戦後蚤や虱と共に生き | 赤松 重信 | |
| 泣き虫と弱虫並びコップ酒 | かきくけ子 | |
| 泣き虫が親の心配してくれる | なるちゃん | |
| 苦虫に限らず噛めばニガイのだ | アズスン安須 | |
| 長旅の駅で泣き出す腹の虫 | 井戸野蛙 | |
| 青空を飛びたいだろう団子虫 | 上山堅坊 | |
| 虫篭に浮気の虫を仕舞い込む | 嵐山 | |
| 悪い事虫の知らせが良く当たる | えみゆ | |
| 与野党が虫のいい事ばかり言う | ヨウカイ | |
| 幸せは虫が友達だった頃 | 真田 義子 | |
| ゴキブリは存在だけで嫌われる | ねこママ | |
| 虫めづる姫はリケジョのパイオニア | のん太 | |
| 虫たちと話しができた昭和っ子 | 啓 坊 | |
| 求愛の蝶になるまで待つ度量 | 松村 しげる | |
| 興味から幼子がなる虫博士 | 美和山吹 | |
| 新婚の匂いの好きなお邪魔虫 | やす坊 | |
| 携帯が絶滅させる本の虫 | 十六夜 | |
| 人間が虫けらになる酔っ払い | 渋谷重利 | |
| 本の虫拡大鏡で読みふける | 星野睦悟朗 | |
| 定年後虫干しされる恐妻に | 重郎 | |
| 惜敗に奥の虫歯が疼き出す | 福田 和人 | |
| 本の虫ひきこもってる図書の森 | やんちゃん | |
| 腹の虫まだぶつぶつと不満気味 | 徳島 一郎 | |
| 虫よけにママが付いてる初デート | 白百合 | |
| わるい虫退治しすぎてまだ独り | てまり | |
| 叱られて虫のいどころ察知する | はぐれ雲 | |
| 水虫の耐薬交しあう足湯 | 宇宙 悠々 | |
| 虫に似てコロリ往生山頭火 | 白瀬 白洞 | |
| いろいろな虫を集めて新組閣 | 賢石 | |
| グルメ旅もうすぐ着くと腹の虫 | 小林祥司 | |
| テレビ消し妻と聴き入る虫の声 | 繁爺 | |
| 反骨と折り合いつける腹の虫 | 亀 歩 | |
| 腹の虫治めるための酒二合 | 宮本 信吉 | |
| 蝉が逝きすずむしだけを遊ばせる | 端河 潔 | |
| 泣き虫も点取り虫もいて仲間 | 宮尾 柳泉 | |
| 一寸の虫が邪魔するプロポーズ | 汐海 岬 | |
| 一寸の虫を無視した返り討ち | 有澤嘉晃 | |
| 議事堂で居眠りしてる寄生虫 | 佐藤 信則 | |
| その話虫の息だが聞いてるよ | 柊 無扇 | |
| 現実の虫が触れぬ子供たち | ミント | |
| ミミズには目玉があるかなと見つめ | 太秦 三猿 | |





























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