Web川柳句会
| 箱 |
| 課題「箱」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2018年9月募集分 |
| ボックスの電話スマホに笑われる | 白瀬 白洞 | |
| 街の公衆電話が少なくなったが、ところどころ残っている。減った理由はスマホの普及で利用者が減った。スマホ族は公衆電話は無視されている。これも時代の流れというものか。 | ||
| ペシャンコになってもすぐ戻る箱 | 田村 ひろ子 | |
| 段ボールの箱は組み立て式になっていて、収納になるカラ箱はペチャンコにたたまれている。利用するときは組み立ててガムテープで止める。段ボールの利用で箱物の搬送に便利になった。 | ||
| マイホーム老いて独りの箱となり | 齊藤大柳 | |
| 若い時分に無理して建てたマイホームも子供らが出て行き夫婦も一人が欠けると独り暮らしとなった。一人住まいも老齢化になると家の管理も若い時分とは違ってくる。体も動かなくなると介護施設に入るしかない。 | ||
| 蓋のある箱は開けてもみたくなるる | アズスン安須 | |
| 昔なら机になったリンゴ箱 | 白峯 | |
| 温暖化年々増える義援箱 | 福田 和人 | |
| 立前は箱で本音は中身です | 宮本 信吉 | |
| 道具箱父の頑固が染みている | よもやま話 | |
| 台風に滅法弱い箱車 | えみゆ | |
| 貯金箱開けられるから貯まらない | 飯田秀樹 | |
| 玉手箱あるかリュウグウへの探査 | 寺垣 崇行 | |
| 豪勢な箱に似合わぬ引き出物 | パチンコ姫 | |
| 年一度箱根でみどり湯につかる | 若山貞人 | |
| パンドラの箱に残った嫌なもの | すずき 善作 | |
| 大量のさんまトロ箱活気付く | 木村 行吉 | |
| 重箱の隅で飛び出す時を待つ | 上山堅坊 | |
| 不器用な女を騙すオルゴール | 岸井 ふさゑ | |
| 丁重にいただく桐箱の娘 | 加藤 当白 | |
| 桐の箱一つを残すのみとなり | 加藤胖 | |
| ゴミ箱にしてはいけないこの地球 | 原田正士 | |
| 下駄箱に秋待ちかねる登山靴 | 藤原 泰宏 | |
| 亡き父の磨った痕ある硯箱 | 坂本加代 | |
| お屋敷の跡へ詰め込むマッチ箱 | 白子しげる | |
| 旅立ちの箱はピンクにいたします | 田村 ひろ子 | |
| マッチ箱 集め昭和の 灯をともす | 水谷 裕子 | |
| 戦地から白木の箱で届く嘘 | 福村 まこと | |
| 日本中支援物資が駆け回る | 川中 由美子 | |
| 下駄箱に下駄 筆箱に筆が無い | 宮本 彩太郎 | |
| 重箱の隅の汚れが落ちにくい | BBブンゴ | |
| 箱舟を呼びたくなった大豪雨 | 白瀬 白洞 | |
| 異常気象パンドラの箱開けたよう | さくら | |
| 重箱の隅がお好きな評論家 | よしひさ | |
| 故郷の旬を箱詰めゆうパック | 有澤 嘉晃 | |
| 箱物を敬遠してる予算案 | 佐藤 信則 | |
| 人間の欲の箱には底がない | 沢田 正司 | |
| へそくりも内緒の恋もこの箱へ | 汐海 岬 | |
| ブランド品箱も大事にとってある | わこう | |
| 駅前の流れ変えてる募金箱 | 関口 行雲 | |
| 臍の緒を大事にしまう桐の箱 | 太秦 三猿 | |
| 裏口は菓子箱底に万札を | 高橋 太一郎 | |
| 近頃は娘を入れる箱が無い | 佐野かんじ | |
| 戦死した父の骨箱石一つ | 白峯 | |
| お針箱祖母母娘躾詰め | 太西 重郎 | |
| 箱入りの娘もらって手がかかる | 藤原 泰宏 | |
| 健診に昔使ったマッチ箱 | 船岡五郎 | |
| とっといて結局捨てる菓子の箱 | 亀 歩 | |
| 取りあえず捨てぬ空き箱山となり | のん太 | |
| 玉手箱のそっとほどいてみたい紐 | 西山 竹里 | |
| 重箱の出番なくなる農作業 | 白瀬 白洞 | |
| 廃園の砂場に転ぶおもちゃ箱 | よもやま話 | |
| 箱入りが遠い都に行くと言う | 狭井 達彦 | |
| デジタルにして空っぽになった箱 | 彦翁 | |
| 突つかれてそれがどうした箱の隅 | 汽水 | |





























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