Web川柳句会
| 素朴 |
| 課題「素朴」入選作品 |
| 選考/本田智彦 2012年1月募集分 |
| 素朴さが一直線に胸を打つ | 白子しげる | |
| 大体日本人は生まれながらにして素朴さをもっている。朝ドラの「おしん」が人気があったように辛抱強い、そんな田舎の風景が今も残っている。そんなところに旅するとはっと今の生活を反省させられ胸を打つものがある。 | ||
| 素朴さが残り空気のうまい町 | 米本 卓夫 | |
| 勿論、田舎の風景だろう。「空気がうまい」という表現は心地よく、住みよいということに通ずる。そしてそこには素朴さが人間の営みとして残っている町だ。 | ||
| 不味いとは言わず素朴と言うておく | 日比日曜 | |
| 何が不味いと言いたかったのか、田舎料理のことだろう。ばあちゃんが作ってくれた野菜料理、都会生活の人には合わないかも知れないが、山菜を山からとってきて自然の材料で、料理を食べさせてくれた。これを不味いとは、言えないこれは日本人本来の食事で素朴さが伝わる。 | ||
| 素朴だが高い手作り土産品 | かきくけ子 | |
| 俺だってかけら位は残ってる | 小田慶喜 | |
| 子供らの素朴な問いにうろたえる | すずき善作 | |
| 表面に素朴を塗って身を守る | 茨木菊太郎 | |
| 文体の素朴さ読者引きつける | 米本 卓夫 | |
| 素朴だと言われ意外なこと出来ぬ | 米本 卓夫 | |
| 魂はきっと素朴なままなのに | 伊東志乃 | |
| 給食に素朴な味も賞味させ | 小春日和 | |
| 素朴さが大雪の中閉じ込める | 庄次 | |
| ねんねこでゆるり育った婆ちゃん子 | 本間千代子 | |
| 汗光る大地と生きる農夫たち | 森野このみ | |
| 褒め言葉ですか素朴なお味とは | 伯林 | |
| 政治家に素朴な疑問通じない | 佐藤彰宏 | |
| 七草の素朴な味に癒される | 彦翁 | |
| 童謡を 歌い子供に 還る春 | 風かおる | |
| 子が巣立ち素朴な日々を取戻し | 柳村光寛 | |
| 人間を素朴な土器が批判する | 米本 卓夫 | |
| 沢庵と目刺し一匹お味噌汁 | 白峯 | |
| けなされた素朴が今に太りだす | 端 河 潔 | |
| 素朴さが孫のゲーム機取り上げる | 庄次 | |
| 飾らない無垢のハートでいる素朴 | 竹内いそこ | |
| 素朴さが我が家の鍋に煮えている | 長久 | |
| 長い髪はやりの色に染めぬ意地 | 汐海 岬 | |
| 黙々とただ黙々と黙々と | 鶴巻 弘 | |
| ストレスを秘湯の宿に溶かされる | 見乗 | |
| 障害物退けて真っ直ぐ歩くだけ | 白子しげる | |
| もういないリンゴほっぺの女の子 | 坂本美地子 | |
| 素朴には飾りは無いが味がある | 鶴巻 弘 | |
| 日本のブータンが鳥取にある | 斉尾くにこ | |
| 素朴さに味わいのあるお人柄 | 跡夢 | |
| 伴侶には素朴な人で癒される | 高橋 太一郎 | |
| ブータンに地上の素朴みた想い | 松村 しげる | |
| 祖母の名が売られています道の駅 | 咲 | |
| とつとつと話す言葉にある温み | ダムール | |
| 手作業で生まれ温もり手から手へ | 鶴巻 弘 | |
| 素朴さを売りにしている道の駅 | 伊東志乃 | |
| 素朴さが初々しさに恋をして | 加藤胖 | |
| 高齢と素朴自慢のおらが村 | 鶴巻 弘 | |
| もう欲は無し年金で粗衣粗食 | 小西章雄 | |
| 素朴さが恋しくなってラムネ飲む | ミツエ | |
| 裏山で採る山菜と温泉と | かっぱ堂 | |
| 円満な家庭に育つ素朴な芽 | 米本 卓夫 | |
| 何故生きる 素朴な問いに行き詰まり | 辻 貴希 | |
| 旅人に挨拶をする田舎の子 | 高山 登 | |
| ペットより子育てがいいはずなのに | 小田和子 | |
| 帰省して友と草笛吹き較べ | 星野 睦悟朗 | |
| 三歳の質問攻めに音を上げる | みのり | |
| 見た目程田舎暮らしは楽じゃない | 市川勲 | |
| ヤギの眼が何の用かと問いかける | 大城つねを | |
| 東北弁きっと素朴な人だろう | 米本 素光 | |





























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