Web川柳句会
| 2016・12 |
| 2016年12月のユーモア川柳入選作品 |
| 選考/五十嵐淳隆 2016年12月募集分 |
| 出世する人に残っている尻尾 | 加藤胖 | |
| 熾烈な競争に耐えてゆかねばならない会社勤め。多くの人は尻尾を振り尽して打ち枯れてしまうのに、出世を続ける人はまだ尻尾を振る余力を残しているのですね。揶揄と羨望を込めた秀句となりました。 | ||
| 紅白に知らない顔と知らぬ曲 | 赤松重信 | |
| 歌は世に連れ・・の実感句に、思わず笑ってしまいました。ここ何年も紅白歌合戦を見ていない私のような高齢者にピッタリの秀吟として、迷いなく戴きました。 | ||
| 不時着と衝突辞書を書き換える | 辻 貴希 | |
| 誰がどう見ても、不時着とは思えなかったあのオスプレイの事故。でも、コワモテの司令官の辞書にはきっと真逆の説明が書かれていたのでしょう。痛烈な皮肉の効いた秀句となりました。(ただ、「衝突」は「墜落」のほうが) | ||
| 本物の甘さを塩に訊いてみる | 結び目 | |
| 定年後肩の軽さが物足りぬ | 岡野 満 | |
| 定年の眠りを覚ます妻の下知 | 光畑勝弘 | |
| 定年後妻が大きく見えてきた | 春爺 | |
| ネオン街伸ばした羽をむしられる | 岡野 満 | |
| 夫婦ではないな会話が翔んでいる | 白子しげる | |
| 七転び五起きになって手を借りる | 十六夜 | |
| 母さんのリズムで一日が終わる | 城後 朱美 | |
| ブルースが流れて街は終活期 | 光畑勝弘 | |
| 天井もほこりの桟も這えルンバ | 本間千代子 | |
| 総理振るタクトの先にない和音 | 有澤嘉晃 | |
| 透明になってしまった配偶者 | 坂本加代 | |
| 子に残すものがまた減る大晦日 | 福村まこと | |
| 小一も先生となる子沢山 | 佐野かんじ | |
| 有難う口に出したらみな微笑 | 若山貞人 | |
| 譲り合う道に会釈の絵が温い | 松村 しげる | |
| 厄介が逝って寂しい除夜の鐘 | やす坊 | |
| 居場所なき人の砦となるトイレ | 加藤胖 | |
| 流行語浮かべて想う師走の湯 | 結び目 | |
| 一円の悲哀を知らぬ億や兆 | よもやま話 | |
| 地球儀を笑いで埋めるピコ太郎 | 白子しげる | |
| 嬉しくも重い増量キャンペーン | 由美 | |
| 酒飲めばトラで素面はネコでいる | 海野えぼし | |
| 言い訳が思いつかない帰り道 | 沢田正司 | |
| 不思議です二階へ行くともう忘れ | 風間 なごみ | |
| ハードルを下げて婚活終わらせる | 藤井智史 | |
| 介護され感じる親の有り難み | 船岡五郎 | |
| 1kで出来ない家庭内別居 | 鈴木 五郎 | |
| 税金にGPSを付けたいな | わこう | |
| 泥船に頼ったことを悔いている | BBブンゴ | |
| お開きの前にポロリと出る本音 | 船岡五郎 | |
| コンパクト女の意地をONにする | 光畑勝弘 | |
| 腹黒に白紙領収書の無謀 | 本間千代子 | |
| 愛だなんて何言ってるのおとうさん | 佐藤彰宏 | |
| アピールかKYなのかデカイ声 | 藤井智史 | |
| 美人には悪人なしと思う僕 | 上山堅坊 | |
| 女子会と言えばいそいそ軽い尻 | 小林祥司 | |
| 仲直りさっと治った肩のこり | 若山貞人 | |
| 悪餓鬼を縛る柱も縄もない | 佐野かんじ | |
| 宵越しの金は持てぬと年金者 | 佐藤彰宏 | |
| 大手ふり内緒話が載るブログ | 佐野かんじ | |
| あれと言いこれと応じて済む会話 | 白子しげる | |
| 過激だが取り巻きだけは手を叩き | 齊藤大柳 | |
| さあ次は長生き税を取るいじめ | 岡田淳 | |
| ふるさとのまだ原石のボク見つけ | よもやま話 | |
| 人生を変えたくないと買わぬくじ | 船岡五郎 | |
| みどり児が枯葉に入り露天風呂 | はぐれ雲 | |
| ハクションのデカさで落ちた寒椿 | 鈴木 五郎 | |
| 踏み台を借りて座ったバーの椅子 | 西山竹里 | |
| 弾劾に腹を揺すった肥満体 | パチンコ姫 | |





























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