還暦は満で数えるので、数え年の61歳を言う。それに対して喜寿、傘寿は数え年で数えるようだ。そうするとボクは今正に傘寿なのである。でもこういうのは遅い方がいいので、満80の来年傘寿ということにしておく。傘寿と聞くと急にガタッ年を取ったような気がする。慌てて八十代にはなりたくないのだ。なりたくないと言っても、満80歳は時間の問題なのである。八十のイメージは、皺だらけの顔、曲がった腰、入れ歯をモグモグさせている口元、少しボケた頭、紛れもなく相当なお爺さんのイメージだ。あったことのない人に傘寿ですと言えば、そういう姿を想像されそうである。
年から言えば正に悠々自適の年齢だ。だがどうも悠々自適は性に合わないようだ。いつも何かをしていないと気が済まない。と言っても朝から晩まで動き回っている訳ではない。忙中閑ありというよりも、閑中忙ありというのが好きなようである。川柳誌の編集をしていると、常に追われている感じだ。8月号の編集作業をしながら、9月号の企画を考えているという状態だから、休む暇がない。だからと言って、いつもアクセク働いているわけではない。傍から見れば、のんびり怠けてばかりいるように見えるかもしれない。実際怠けていることも多い。閑中防なのだ。
悠々自適などしていれば、絶対ボケると思う。怠けながら、頭の中は忙しくしているのがいいのだ。人間はとかく楽な方へ流れがちだから、刺激がなくなれば脳も働くのを止めて楽をしようとするに違いない。楽に慣れればボケるのではないかと思っている。ボケるのは嫌だから、楽はさせられないのである。
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