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去る18日日曜日、札幌市長杯川柳大会が開催され、ここで講演を依頼された。川柳の話ではない肩の凝らない話という変った注文だった。あれこれ頭を捻って「男は愛嬌、女は度胸」というテーマで1時間弱話をさせてもらったが、みんな面白がって聞いてくれたようだった。話は要約は次の通りである。

「男は愛嬌、女は度胸」

今年の3月の句会で選者を務め、「男」という席題を出したところ、情けない男の句が多かった。時代がそうなのだろうが、何故この頃女の元気がよくて、男は駄目なのかを考えさえられた。北海道にキタキツネというのがいるが、キタキツの夫婦は役割分担が決まっており、雌は子を産み育てること、雄は餌を獲り外敵から家族を守ることだ。ところが餌は毎日獲れるとは限らず、獲れない日は雄は巣でも大変居心地が悪くなる。これが毎日続くと、家族の冷たい視線に絶えかねて、家出をする雄もいるという。人間も同じで、男は餌・・・・・給料を持って帰るから家でも大事にされてきた。ところが給料口座振込みが当たり前になって、これで男の権威は著しく低下した。第二に女性の社会進出が著しく、経済力の高まりが発言力を高めることになった。この副作用として日本の離婚は激増した。女性の力が強くなった結果が社会の歪となって現れた例である。第三に時代背景の変化が指摘される。右肩上がりの社会で頑張ってきた犬型の日本人男性は、バブル崩壊に伴う過去の延長線上に明日のない時代に大いに戸惑ってしまった。いい学校を出て、いい会社に入り、会社に忠誠を尽くして出世し退職金を沢山もらって老後を過ごすという人生モデルが崩壊してしまったのだ。いい会社に入って頑張っても、その会社がつぶれたり、合併で別の会社になる時代だ。元々変化対応力に乏しい日本男性は、目標を与えられると夢中になって働くが、目標を見失い、先も読めない時代の到来にうろたえ、萎縮し、自信を失って臆病になってしまった。一方女性は子供の頃からお洒落などで変化を楽しむように育てらており、変化対応力は男よりずっと優れているので、現在の変化の時代に正にフィットしており、あらゆる分野で元気を発揮するようになってきた。こういう混沌とした時代はまだ当分続くと考えなければならない。そうなるとこれからは「男は愛嬌、女は度胸」の時代になってくると思うのである。

こんな話を、いろいろ事例を挙げながら喋った。詳しい内容は「川柳さっぽろ」10月号に掲載予定。

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講演「男は愛嬌、女は度胸」”にコメントをどうぞ

  1. 竹内いそこ on 2013年8月31日 at 12:02 PM :

     こんにちわ 三猿さま お久しぶりです。
     「男は愛嬌、女は度胸」大変興味深く読ませていただきました。
    ほんと、三猿さんの生の講演を拝聴したかったです。
     
     さて、私は明日、富山で開かれる富山県川柳大会で「日陰」という題で選者を仰せつかりました。
     はたして「日陰」にいるのは男と女 どちらが多いのか 
     お陰さまでちょっとそういう意味でも 非常に選が楽しみになってきました。どこでどう、興味がつながるかわかりませんね。

  2. 太秦 三猿 on 2013年8月31日 at 5:27 PM :

    こんにちは。選者ご苦労様です。お蔭さまで講演、どうにか上手く行きました。急かされて、内容を考える前に題名をつけてしまったので、上手い具合にまとめられるか心配でしたが、面白がってもらえたようです。
     選者がんばってください。

  3. 伊東志乃 on 2013年8月31日 at 10:59 PM :

    こんばんは(^^)

    「男は愛嬌、女は度胸」
    内容をお聞かせ頂きありがとうございます(^^)
    本当にその通りだと思います(^^)

    もっと時代を遡ると、女性がどうしても男性に勝てないのは「力」。
    それが機械化に伴い、発揮することが無くなったのかなと思うのです。

    男性と女性は、たぶん根本的には変わってはいないのでは無いかと最近考えています。
    では何故女性が強くなったか………もともと強かったのですが、女性を悪い言い方をすると、虐げていた時代が続いたので、見えなかったのだと思うのです。

    女性は頭が悪いわけではなく、教育を受けれないし、発言力も持たされない………
    昭和三十四年生まれですが、私の子供の時代でも、まだ女だから、みたいなことを言われて育ちました。

    男性は、腕力を発揮する場所が無くなって、女性は、頭脳を発揮する場を得た時代なのではないかと思うのですが………

    私も毎日のようにこの内容を考えています(^^)一度お会いして議論をしてみたいです(^^)V

    • 太秦 三猿 on 2013年9月1日 at 9:44 AM :

      おはようございます。お説ごもっとも。古い「家」の呪縛から解放されたことも大きいと思います。議論すると負けそうなので、愛嬌で対抗したいと思っています。^^

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