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 手近にあった開高健の「知的な痴的な教養講座」という本を手に取って、適当なページを開いたら「コールド・ターキー」という文書が出ていた。

「ご存知のように、マリファナは俗にグラスと呼ばれる。コカインはコークと呼ばれる。(中略)ともかくそういうものの常習者で中毒になったやつをドラッガーと呼んだり、さまざまな呼称がある」。要はロスにいるときマリファナを試した話だった。
 
 麻薬の呼び名はちっともご存じではないが、麻薬ならぬ頭痛薬の中毒者に会ったことがある。頭痛薬と言っても特殊な頭痛薬ではない。聞けば誰でも分かる、町のドラッグストアで売っている頭痛薬である。その人は調停委員をやっている時の男性の当事者だったが、とにかくひっきりなしに頭痛薬を飲んでいないと駄目という人だった。離婚問題を抱えて精神状態が不安定になっていたのかもしれないが、頭痛薬が切れると不安になるという。頭痛薬が切れたのがどうやって分かるのか理解できなかったが、話を聞く限り立派な中毒患者だった。本来ドラッグストアで売っている薬は、病院で処方箋を書いてもらう薬と違って、副作用も少ない安全な薬である。それで中毒になるというのは、よく分からないが恐らく精神的なものなのだろう。誰でも中毒になるような薬なら、市販を許されるわけがない。
 
 中毒性はないが、習慣性のある薬はある。今の睡眠薬は大体安全だが、一部の睡眠薬に若干習慣性があるものがあるようだ。昔から医者へ行くとやたらに薬をくれる。それを抑えるために医薬分業になったのだが、今も一向に変わりはないようだ。処方箋薬は効く代わりに副作用もあるから、本当は余り飲まない方がいいのだ。世の中高齢化が進んでいるから、余り薬が多いと飲む量を間違えがえたり、飲んだのを忘れて二度飲んだりしかねない。ちょっと危険だと思う。そう言いながら、ボク自身かなり薬を飲んでいるから、ボクもドラッガーになっているかもしれないのである。薬の飲み過ぎにはご注意を。先ず自分からだが。
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