内藤濯(あろう)さんの「濯」と言う字は、
洗濯の濯だったんだ。
それで「あらう⇒あろう」と読ませたのだろうか。
仏文学者なので洒落たペンネームなのか、
本名なのかは不明。
エッセイに「未知の人への返書」というのがあって、
美しい時代を感じさせる本だった。
さてこの人はサン・テクジュペリの訳者なのだが、
サン・テクジュペリって言いにくくないか。
サンテ、いやサンテク?
え? 全部つながてんんの?
という日本人を少々不安にさせる名前である。
だけどその作風は、
仄暗く、暖かい湿り気のある、
(ああ、それはきっと飛行機の油の臭いだ)
そして孤独。
クリスマスあたりの石油ストーブの周りに
積もっているような湿り気と油と孤独。
その匂い。
それが好きでサン・テクジュペリは何度も読んでしまう。
共感ではなく、沈み込み。
沈んでいく温度、サン・テクジュペリ。
欲しい雑誌があって、
買いに行く時間が無く、
出張先で見つけた本屋に飛びこみ手にした。
ワクワクしながら列車の中で広げたら、
間違っていた……。
小説「新潮」を買ったつもりが
「新潮45」を買っていた。
……なんてこった~~い!
「現代」や「正論」や「諸君!」や、
こんな本に埋もれていた時期もあったけど、
今の私にはあまりにも無用。
内にテーマの無い時に「新潮45」はつまらなかったな……。
Loading...
















































きりりさん こんにちは。
サン・テグジュペリ、
「星の王子さま」のキツネが教えてくれる、
「ほんとうにたいせつなことは目にみえないんだよ」
の言葉が印象に残り、
ほんとうにたいせつなことがみえるオトナになりたい
と感じた少女時代でした。
一方、鰹さんの句にある、
目に見えぬものがいちばんおそろしい
というのもまたほんとうで…
放射能など、色とかにおいがあればよかったのに
などと思ったりします。
人のこころの闇もまた、そんな面があるのでしょうか。
「新潮45」というのがあるのですね。
「新潮」とは内容がかなりちがうのでしょうか。
さくらさま
「星の王子さま」つながりで、
誰か来てくれないかな~と思っていました。
世界中で愛読されているこの本の、
私もひとりの愛読者です。
「星の王子さま」の魅力は一体、
どこにあるのでしょう。
おそらく子供向けの本でありながら、
内容はいたってシビアです。
透き通るような孤独、
宇宙の果てまでいっても、
たった一人の私…というような、
突き抜けた感じを淡々と語ってきます。
サン・テクジュペリ独特の、
世界観なのかもしれませんが。
「新潮45」は週刊新潮のデラックス版
みたいなもんです。
けっこうくだらない記事も多いのですが、
専門のライターが掘り下げた記事を書いているので、
それなりに読みごたえはあります。
こんばんは きりりさま
日中は桜がチラホラ咲き始めていますが、夜は寒い。
石油ストーブの湿り気のある温かさというのが実感としてわかります。仄暗い作業場の四角い業務用のストーブ。エアコンやファンヒーターみたいな乾いた空気では得られない温もりですね。
サン・テグジュペリは職人気質のパイロットだったのかもしれませんね。
いそこさま
一気に桜、咲きましたね!
灯油を焚く臭いというのは、
独特の質感があります。
そこのところを句にしたいと、
何度も試みています。
でも灯油ストーブを知らない世代には、
読んでもわからないかも。
サン・テクジュペリは、その通りだと思います。
この人の硬質さ、無骨さ、そして繊細さ。
飛行機に乗ったまま消えてしまったのも、
この人らしいです。
「夜間飛行」はオススメです(*’ω’*)。