お久しぶりです。この詩は2015年2月23日の毎日新聞に発表されたものですが、深い感動をもって読み、切り抜きをした記憶が今でも鮮やかです。作者はなかにし礼氏です。現在の政治の在り方を思う時、多くの人に読んでいただきたくてアップしました。
若者よ戦場へ行くな
平和の申し子たちへ!
泣きながら抵抗を始めよう
二〇一四年七月一日火曜日
集団的的自衛権が閣議決定された
この日 日本の誇るべき
たった一つの宝物
平和憲法は粉砕された
つまり君たち若者もまた
圧殺されたのである
こんな憲法違反にたいして
最高裁はなんの文句も言わない
かくして君たちの日本は
その長い歴史の中の
どんな時代よりも禍々しい
暗黒時代へともどっていく
そしてまたあの
醜悪と愚劣 残酷と恐怖の
戦争が始まるだろう
ああ、若き友たちよ!
巨大な歯車がひとたびぐらっと
回りはじめたら最後
君もその中に巻き込まれる
いやがおうでも巻き込まれる
しかし君に戦う理由などあるのか
国のため? 大義のため?
そんなもののために
君は銃で人を狙えるのか
君は銃剣で人を刺せるのか
君は人々の上に爆弾を落とせるのか
若き友たちよ!
君は戦場に行ってはならない
なぜなら君は戦争にむいてないからだ
世界史上類例のない
六十九年間も平和がつづいた
理想の国に生まれたんだもの
平和しか知らないんだ
平和の申し子なんだ
平和こそが君の故郷であり
生活であり存在理由なんだ
平和ぼけ? なんとでも言わしておけ
戦争なんか真っ平ごめんだ
なかにし礼氏の作品は愛読者も多いと思いますが、ネットに多くの作品の紹で見ることができます。平和希求の熱い思いを共有したいと思います。
人殺しどころか喧嘩もしたくない
たとえ国家といえども
俺の人生にかまわないでくれ
俺は臆病なんだ
俺は弱虫なんだ
卑怯者? そうかもしれない
しかし俺は平和が好きなんだ
それのどこが悪い?
弱くあることも
勇気のいることなんだぜ
そう言って胸をはれば
なにか清々しい風が吹くじゃないか
怖れるものはなにもない
愛する平和の申し子たちよ
この世に生まれ出た時
君は命の歓喜の産声をあげた
君の命よりも大切なものはない
生き抜かなければならない
死んではならない
が 殺してもいけない
だから今こそ!
もっともか弱きものとして
産声をあげる赤児のように
泣きながら抵抗を始めよう
泣きながら抵抗をしつづけるのだ
泣くことを一生やめてはならない
平和のために!
以上は若者を戦場に送らないために、
「平和の申し子たちへ」と題して
なかにし礼氏が毎日新聞(2015・2・23付)に発表された詩である。一読三嘆したものだが、多くの人に読んで欲しい平和希求の反戦詩である。読まれた方も多いと思うが、記載させていただく。ネットではなかにし礼氏の著作を見ることができる。
Loading...















































行兵衛です。 昨日は森中惠美子受賞パーティにわざわざご出席頂き本当にお疲れさまです。
柳界の著名人ばかり出席される会に、場違いな行兵衛などに司会させたのは、惠美子女史池田講座の聴講生であるからと、本田智彦氏の思いつきに過ぎません。恥ずかしい司会をお詫び申し上げます。「うずしおの真ん中にいる惠美子さん」間違えたらごめんなさい。氷筆様の句だと思いますが、祝吟の中で尤も印象に残りました。有難う御座いました。
両澤行兵衛様
拝啓 早速の通信ありがとうございます。惠美子先生への柳人の敬意と親愛の情が溢れ、心温まる祝賀会に参加できたことを嬉しく存じました。十三の会ですすめていただきありがたかったです。
行兵衛さんの司会も元気な声が通っており、テキパキしていてよかったです。私の祝吟は作っていくのを忘れていて受付後思いを素直に詠んだものでしたが、印象句として取り上げていただき恐縮しました。
「川柳の渦の真ん中惠美子あり」
私は「甲子園川柳句会」もやっておりますので、こちらへもいつかおいでいただければありがたく存じます。句会報を送付いたします。 敬具