Welcome to Toukatsu Senryukai
![]() 1987年(昭和62)10月24日(土) <創立の精神> 川柳は、十七文字を唯一の約束ごととする開放的な短詩文芸。ユーモアあり、ペーソスあり、抒情あり、真実味あり、詩性あり、時事詩あり、何でもあり。 東葛川柳会は、社会の一員として行動し、時代を見つめ、結社の垣根を越えて交流し、川柳を楽しみかつ学ぶ。初心者にはやさしく、ベテランにはあなどれぬ会を実践。 <活動> 毎月末土曜日柏市で句会を催し、月刊誌「ぬかる道」を発行。自由吟募集。作品はすべて電子媒体に蓄積。1月新春句会、10月創立記念大会には著名識者の講演、5年ごとに合同句集発行。大災害時には義援金と見舞いの句募集。 誌名「ぬかる道」の由来:俗諺の下総名物「悪女こんにゃくぬかる道」(こんな句ぬかる道)から借用。 <表彰> ユーモア川柳大賞一般募集 投句無料、毎年9月末締切、1月表彰。 副賞3万円、準大賞1万円。 <団体加入> (社)全日本川柳協会、柏市文化連盟。
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「ぬかる道」 毎月1日発行 購読の申し込み 年間5,000円 郵便振替00100-1-364125 東葛川柳会 代 表 今川 乱魚 |
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涙より涎は哀しそうに出る | 今川 乱魚 |
秋には秋の女と出会うちぎれ雲 | 江畑 哲男 |
ひらがなの流れるように花を活け | 穴澤 良子 |
ポスターから旬のキムタクはじけてる | 新井季代子 |
川柳を噛めば千切れぬ人の味 | 飯野 文明 |
ソクラテス乳房の謎は解きあぐね | 石戸 秀人 |
達筆に受付係泣かされる | 伊藤 春恵 |
点滴が生命一滴ずつ呉れる | 今成 貞雄 |
花筏こころまかせに風と組む | 太田紀伊子 |
心から笑うと友がまた増える | 大戸 和興 |
傷口の疼きよ時効きっと来る | 上鈴木春枝 |
美しい四季と祭りのある日本 | 川村 英夫 |
クロールきってみる新築の青畳 | 窪田 和子 |
風の道寂しがりやが探しあて | 熊谷冨貴子 |
性格の違う夫婦で飽きもせず | 小林 和子 |
思い出のみなかぐわしい旅支度 | 小林 光夫 |
さん付けで母の小言が改まり | 近藤 秀方 |
子が越せる程度の親でよしとする | 笹島 一江 |
知り過ぎて真赤になった紅の花 | 島村 嘉一 |
一生を演じる舞台狭過ぎる | 白浜真砂子 |
にっこりと妻に梯子を外される | 竹内ヤス子 |
母だけの抱きようがある子の寝息 | 田制 圀彦 |
一期ゆえ力出し切り生きてみる | 田村 巷談 |
長男の靴堂々と脱いである | 中澤 巌 |
曼陀羅の点にすぎない悩み事 | 成島 静枝 |
渋滞のバスがつぶやき乗せてくる | 舩津 隆司 |
今一度燃えていたくて風を呼ぶ | 船橋 豊 |
里帰り弟お茶を入れてくれ | 船本 庸子 |
パニックを茶番だと見る哲学者 | 松尾 仙影 |
六道銭残して無なる花遍路 | 松岡 満三 |
人間は地球の害虫かもしれぬ | 水井 玲子 |
かっぽれの足袋より白いふくらはぎ | 山本 義明 |