Welcome to Hamamatsu Senryu Ishikorokai
浜松川柳社いしころ会は、37年前、旧国鉄の浜松工場や浜松駅の文芸好きが集まり、「川柳いしころ会」として産声をあげました。阿部展久氏や故鈴木松花氏、故鈴木俊秀氏、小泉友義氏、故鈴木里志氏、松本城南子氏らのご指導、ご努力により、静岡県内だけでなく全国にも会員を持つ川柳社になりました。
柳風は中道川柳で「わかりやすく、深みのある川柳」を追求しています。平成8年、前会長の故鈴木里志氏が病気で倒れ、その後を現職教員の鈴木泰舟(本名は克明。現在、浜松市立高校勤務)が会長を継ぎ、その折り、浜松川柳社いしころ会と改名いたしました。 |
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「川柳いしころ」 編集発行責任者・事務局 主幹 鈴木泰舟(克明) ■会費(誌代半年以上前納者を会員とする) 誌代 400円(〒60円) 半年 2,400円(送料共) 1 年 4,800円(送料共) 毎月 25日発行 主な内容 いしころ集/添削教室/課題・時事川柳/例会だよりなど |
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綾取りの指が休めぬ苦労性 | 平泉喜久女 |
忙しさに忘れかけてた母の詩 | 今田 久帆 |
花園に見えた老後の蜃気楼 | 井口 静郊 |
初夢は何度も出来る宙返り | 市川まさ代 |
有り余る愛を小出しの親ごころ | 馬渕 花子 |
まだ出番あって枯れ野を走り抜く | 鈴木すみ子 |
原点に戻る親子の愛の詩 | 山本 正子 |
旅疲れいやすわが家の茶がうまい | 中道たまゑ |
大往生蛍となって母が舞う | 島 香代 |
弥陀の手が結ぶ天地とわが命 | 上原ひで子 |
まん丸く老いて真水に溶けてゆく | 平野ふじ子 |
成功の背に刻まれた修羅の跡 | 仙石 弘子 |
妻に手をとられ踏み出す試歩の杖 | 山田 升児 |
清貧へ丸め込まれる隙がない | 島 友造 |
神の目に必死な泡の浮き沈み | 平野恵美子 |
沸点の中で踊っている二人 | 高橋いく子 |
感動の汗が伝わる大写し | 爲永 義郎 |
街に吹く無情な風に磨かれる | 鈴木 要一 |
暖流が豊かにうねる母の海 | 砂山 澄恵 |
君が代のタクトに鞭がついている | 桑原 元義 |
方円の水に教わる生きる知恵 | 柳澤 猛郎 |
人生は出会いの旅と独り言 | 松本城南子 |
人間としての泉を枯らさない | 鈴木 泰舟 |