《紙風船よい子にくれた薬売り  (村上佳津代・作)
《デザートのように薬と仲が良い  (砂都市・作)
《この首相 もう手後れだ 薬なし   (井口茂・作)
さすが、ひろこさん、うまいですね。課題は「薬」ですね。
これは私の作品ではなく、「川柳マガジン」へ投稿されたものです。
みんな、上手ですよね。
見て見て! ジュニア川柳ってのも面白いよ。
《ちょいまちや たこはあこうないとあかんやろ  (赤いたこヤン・作)
こんなのもきてるわよ。
《そりゃそうと大阪弁てどんなんや  (安寿・作)
みんなの川柳を読んでるとなんだか元気が出てくるね。
そうよね。
「川柳とは元気な文芸なのだ」と、川柳作家の田口麦彦氏も自著『元気が出る川柳』でそう言っているくらい、川柳って元気の源なのよ。
『元気が出る川柳』・・・なんだかいいなぁ。
読み手に共感を与えて、元気まで与える・・・なんと素晴らしい。川柳バンザイですね!
じゃ、みんなで「元気」という題で川柳を作ってみましょう。
よーし、じゃ、僕から。
《お小遣い貰いテストも100点だ》
どう? なんだか僕のテンションが上がってきた!
おお! 上手なのだ。では、オイラも一句詠むのだ。
《見た目から元気みなぎるマッチョマン》
チッチッチ! まだまだですね。では、ワシの一句を。
《みてみんしゃい 自信をくれたバイアグラ》
どうですか? この上なく元気がでませんか?
・・・・ひではるさん、お下品です。
いかがでしたか?
次の講座は【発想の転換でライバルに差をつける】を予定しています。お楽しみに。
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前回講座の「読み手を意識して―」に共通するのですが、相手の心へ訴え、そして共感してもらう、というのがポエムであり川柳です。ということは、共感されやすい題材を選べば自ずと相手に共感を与えることができるということになります。
もちろん狙った題材、背伸びをした題材はバツ。同じ物事でも、日常の小さな出来事の方がフィールドが広く、共感されやすいのです。
《おでんフーフー 倖せってこんなとき (西原知里・作)》
寒い体験とおでんを食べたことがあれば、誰もが共感でき、かつ情景が浮かび上がります。何でもない言葉、何でもない出来事だからこそ、これだけ深く共感できる作品が生まれるのです。
作句は、「何を詠むか」という題材探しの時点で、もうはじまっています。「良い題材を探す」、これが秀作への第一歩なのです。


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