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《ゆうめいずんけんずたぐぼぐせんまさお (田鎖トオル・東北弁川柳より)》 《よかばってん彼女の返事はバツばかり (野中喜代子・博多弁川柳より)》 《おみゃあさん好きなら好きと言ってちょう (内山サカ枝・名古屋弁川柳より)》 《どないしたんあんたツッコミ冴えへんよ (足立淑子・大阪弁川柳より)》 《てやんでぇこちとら江戸のへえぬけよ (木内紫幽・江戸川柳より)》 |
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あ、これって以前に教えてもらった「方言」を使った川柳だね。 |
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どうじゃ、どれもおもしろいじゃろー |
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知らない地方の方言でもみんな意味がわかるし、川柳って「口語の文芸」と言われるだけあって、なかなかイイ感じですね。 |
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これぞ、口語の究極川柳って感じですね。 |
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方言川柳の良さは、素直な言葉でさらっと詠むところ。隠し味みたいなものなのだ。 |
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そうだね、普通の川柳だって素直な言葉の方がいいもんね。 |
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そうそう、そういえばある人から、手紙ををもらったの。その最後の行に、「ここで一句」とあって、 《ブラックホールの中に会いに来た電気椅子》 って川柳らしきものがあったのよ。もー訳分かんなくって。 というか、恐い・・・ |
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ホント、全然分からないや。それに五七五じゃないね。 |
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川柳にもいろいろと柳派があって、五七五にとらわれない人もいるのだ。 |
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うむ〜、言ってることはよくわからないけど、何だかカッコイイと思うのはワシだけか! |
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カッコイイとか、そういうのではなく、相手に伝わらなければ意味がないよ。 |
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《クフ王が笑う 炬燵の水はコスモトラベラー》 《春よこい魔法を食べるカレンダー》 どうじゃ、ワシも作ってみたぞ、カッコイイいいじゃろ。 |
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ひではるさん、読み手を意識しないとダメですよ。 |
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ワシなりに、意識もしたし、句意もあるんだが・・・。 |
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そうだよ。分かるようにしなきゃ。 |
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「分からん」ばかり言わず、もっと句意を探ってほしいのだが・・・。 |
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ひではるさん、川柳はクイズではありません・・・。 |
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川柳を読んで貰うっていう姿勢がないとダメだよ。 |
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たしかに、「句意を探れ!」という私の発言は、押しつけになりますね・・・。 でも、カッコイイと思うんだけどなぁ・・・。 |
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「何で、この句の意味がわからない」、「何で、こんな上手い川柳を理解しない」と、読者や選考者を責めたりする人も多くいますが、句の意味が理解されないときは、「なぜ、意味が通じなかったのだろう」と考えて、まずは自分の作品の表現方法を疑わないと、川柳の上達はありませんよ。 一人でカラオケに行って好き勝手唄うのも楽しいですが、やっぱり人に聞いて貰って、「いいねぇ~」とか「上手いなぁ~」と言われたいですからね。 |
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うむ・・・、カラオケで、「おまえさんの歌は意味がわからん。」と言われたらショックだ・・・。 そうか、投句をする、発表をする、はイコール人に見られるわけですね。 川柳を読まれるという意識、これも大事なのですね。 |
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いかがでしたか? 次の講座は【川柳のネタ、題材について】についてです。 |
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作句の時に技巧を駆使したり、難しい表現を無理して使っても、良い川柳ができるわけではありませんし、いくら「かっこいいなぁ~」と自画自賛できる川柳ができたとしても、読み手が理解できなければ、その川柳は日の目を見ることはできません。
ですので、常に読み手を意識して、「分かる川柳を作る」ことを心掛けて作句に励んでください。
「朝起きて 顔を洗って めしを食う」「家帰り 風呂に入って テレビ見て」。
lこのような説明調の川柳は、俗に「説明句(報告句)」と言われ、あまり歓迎されない部類になりますが、意味の通じない川柳は、これ以下の評価をされるます。
「難しいイコール格好いい」、「難しそうイコール知的」というマヤカシに惑わされることなく、自らをさらけ出して、詠みたいことを素直に詠う。これが良い川柳を創作する基本中の基本です。
ですので、常に読み手を意識して、「分かる川柳を作る」ことを心掛けて作句に励んでください。
「朝起きて 顔を洗って めしを食う」「家帰り 風呂に入って テレビ見て」。
lこのような説明調の川柳は、俗に「説明句(報告句)」と言われ、あまり歓迎されない部類になりますが、意味の通じない川柳は、これ以下の評価をされるます。
「難しいイコール格好いい」、「難しそうイコール知的」というマヤカシに惑わされることなく、自らをさらけ出して、詠みたいことを素直に詠う。これが良い川柳を創作する基本中の基本です。