近年の絵手紙ブームとあいまって、川柳画(柳画)の関心が高まっている。九月一日、「絵手紙講座」が東京都北区・北とぴあにて行なわれた。講師は尾藤一泉氏。
最初に半紙に対して筆を垂直に立て、柄の上部を持ち、縦横に真っ直ぐの線や渦巻きの線を引く練習を行なった。続いてプチトマト、ピーマン、煮干しの三つのモチーフを実際のハガキにぶっつけ本番で描き、彩色し、バランスに注意して句を入れた。最後は消しゴムに爪楊枝で雅号のデザインを刻み、落款を捺してひとつの作品が完成。
初挑戦の参加者が多く「トマトがパイナップルになっちゃった!」という歓声も。最後には色紙への染筆にチャレンジ、お互い感想を言い合う余裕も出てきて、力作を胸に記念撮影した。
※次回は10月20日(月)「色紙・短冊講座」です。参加者お申し込みはこちら。
(川柳マガジン2014年10月号より)