川柳―それは五七五で綴られた日本の伝統短詩。
川柳は伝統短詩とは言え、短歌のような万葉語をつかったり、俳句のように切れ字や季語を使うなどの制約はありません。
いま、思っていること、感じたことを素直に五七五にまとめる定型短詩、それが川柳です。
楽しいこと、辛いこと、カナシイこと、怒っていることなどを、自由に五・七・五にまとめる。
川柳の基本的ルールはこれしかありません。川柳=フリーダムなのです。
川柳はフリーダムで、使える字数に制約がある。それゆえ、その句から生じる空間は、小宇宙(コスモ)のような無限大の広がりを持ち、エッセイ一本にも匹敵する深い内容になったりします。
しかし、なんでもよいとは言え、十七音という制約で物事を伝えるのは意外と難しく、短いがゆえに言いたいことが言えなかったり、逆に省略しすぎてチンプンカンプンな川柳が生まれたりします。
では、川柳とどう向き合い、どう上手くまとめればよいのか。
ここでは、川柳に対する心構えと、川柳を上手く作るコツを、「川柳マガジン」でお馴染みの「ヒデハルとその仲間たち」と一緒に学んでいきましょう。