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今朝(4/28)の朝日新聞社会面、ヒドかった。
「『9月始業もありだよね』、高校生も保護者も教員も」との大見出し。突然始まった「9月始業に変えよう! キャンペーン」。いかにも安易で、一方的な結論の導き方に、いささかの戸惑いとかなりの警戒感を持ってこの記事を読んだ。結論は性急で、「政治主導でルネサンスを進めてほしい」(渡辺純子、三島あずさ両記者)という。おうおう、大きく出たね。本気かよ!

キッカケは、一人の高校生(17歳)の声だったようだ。
記事をきちんと再現すれば、

《……新型コロナウイルスの感染拡大で、学校再開が見通せない状況が続いている。子どもたちの学ぶ権利や、学校でさまざまな体験をする機会をどう守るのか。家庭環境や地域による教育格差が指摘されるなか、これを機に欧米諸国などと同様の「9月始業」を求める声が、高校生や保護者、自治体のトップからも上がり始めた。》

以下省略するが、上記主張は、危ない・アブナイ。
一番の欠点は、「9月始業」という提案の長所・短所を明らかにしていないこと(「考察」すらない!)。長所・短所を両睨みすることナシに、持論(社論?)だけが正しいという、いかにも朝日的なキャンペーンの貼り方だ。新型コロナ禍のなかで、「(この際)欧米に合わせろ」というのが唯一の論拠らしい。

ちょっと考えれば誰でも分かる。明治の学制発布(1872年)以来、150年近く続いている制度を、一時の感情や思いつきで「大改革」してよいのか? 大丈夫か? ダイジョブな訳はなかろう。

具体的な弊害を、2例だけ示せば(小生が考えただけでも10項目以上のクリア事項がある!)、

① 9月始業にした場合、卒業式は真夏になる。果たして、それでよいのか?

② 入試は、台風シーズンになろう。「雪の受験は大変だから」と季節をずらしたらという発想も一部にあるが、よりによって日本の台風シーズンに入学試験の実施時期を変更する。コレでよいのか? (沖縄が一番影響を受けると思おうが、それこそ「明らかに不公平」ではないか。「地域格差」だって、もっと広がるぞ!)

残念なのは、尾木直樹氏のコメントだ。小生の大学の先輩なのだが、安易なキャンペーンに単純に同調しているようにしか見えない。先輩! 大丈夫? 教育評論家からすっかり「芸能人」になっちゃいましたが、発言はもっと慎重にされたらどうでしょうか?(=後輩としてのアドバイス)

可哀想なのは、17歳の高校生だ。いろいろな角度からの考察の上に、この結論を導き出したのでしょうか? それとも、誰かに躍らされている? そんな危惧も拭えませんね、ハイ。



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