Loading...Loading...

齊籐孝さんの本、『最強の世渡り指南書』(祥伝社新書)を読みました。「西鶴が才覚の必要性を説く」とシャレての紹介です。

以下、メモ風にご披露しますね。小生のような真面目(!)人間には、かなり参考になる人生訓です。とくに、お金と男女間の問題。太字にしておきました(笑)。

▽「江戸時代の三位一体」とは?  23ページ
齊籐孝氏は、『最強の世渡り指南書』で井原西鶴を取り上げ、『最強の人生指南書』で佐藤一斎を取り上げている。一斎が説いた君子の理想像。西鶴が説いた商人の研ぎ澄まされた野性的感覚と好色というエネルギーの解放。
《これら三つを外国の思想でたとえるなら、経済が基本というのは、カールマルクスの下部構造論、『好色一代男』は性のエネルギーに代表される「リビドー」に着目し、人の精神分析を行なったジークムント・フロイト、儒学的な理想像は同じくフロイトが説いた「スーパーエゴ(超自我)」の世界だと言えるのではないかと思います。》24ページ

▽西鶴の時代の勉強=「論語」を諳んじられるからと言って、商売の才覚があるわけではない!
福沢の時代の勉強=「論語」が中心

▽商売の神様と呼ばれた松下幸之助も、神様を大切にしていた。 58ページ

草食の時代にあえて問う「色」と「欲」
《今の日本の若い男性の多くから、急速に「色欲」も「金欲」も両方失われていっている、ということなのです。》
ビジネスの世界のきびしさ。国際社会。中韓、インド、タイ、ベトナム等々とのお付き合い。
《彼らのやり方を「がっついている」と嫌う向きもありますが、抜け目なく、エネルギッシュで野性味があることは間違いありません。》

▽お金は大事
武家社会では、お金は卑しまれた(92)
『日本永代蔵』 サクセスストーリー

▽律儀なのがよいか、大胆なのがよいか
律儀はダメ ←「人の跡につきて利を得る事かたし」

▽男女の道から「文化」は生まれる
性的な行為の周辺にどれだけいろいろなものをつけられるか。
服装やアクセサリー、言葉の駆け引き、プレゼント、和歌の贈答

▽エネルギーの発散が世の中を動かす
交際費という大義名分のある会社のお金は、比較的「散財」しやすい。
企業に溜め込まれているお金が交際費として使われ世の中に流れ出せば、いろいろなお店、そして街全体が潤い、やがては日本という国が活況を呈していくことにつながる、という一つのアイデアなのです。
東京の飲食店のレベルが世界的に見ても高いのは、交際費という散財予算に支えられた面が大きいことは間違いありません。200ページ

《内容説明》
『日本永代蔵』『世間胸算用』『好色一代男』などの作品で知られる井原西鶴。創意工夫で商いに成功し、一代で財を成した町人や、親から継いだ莫大な財産をすべて色事に捧げた破天荒な男など、身過ぎ世過ぎの浮世をわが身一つで生き抜く魅力的な人物を描き出した。本書では「才覚」をキーワードに西鶴の作品を読み解きながら、現代人に役立つ本当の知恵を探る。

 



この投稿を読んで「いいね」「参考になった」と思ったらクリックをお願いします。
なお、Facebook、Twitterなどのアカウントをお持ちの方はそちらをクリック頂き、また、「ひざポン」ボタンもクリックください(ひざポンは無記名ボタンですのでお気軽にクリックください)。

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Post Navigation

Copyright All rights reserved. SHINYOKAN PUBLISHING illustration by Nakaoka.K