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『奥の細道』に関する著書は星の数ほどあれど、これほど丹念に調べられた解説書は見たことがありません。丁寧で、分かりやすく、奥深く、視野が広くて多彩。全ページにわたってカラー写真を配し、学問的であって、しかも難解ではない解説を付しているのです。とかく学者にありがちなイヤラシイ言い回しなんて、一箇所も見られませんでした(笑)。いやぁ、スバらしい本です。感銘しました。
筆者は言います(あとがきに当たる「結語」で)。
〈(『奥の細道』は)晩年の芭蕉が精魂を込めて作り上げた作品と言って間違いない。原稿用紙にすれば30数枚に過ぎないものの、内容をしっかり理解して味わおうとすると、なかなか容易なことではない。〉
そんな古典中の古典たる『奥の細道』を、筆者は丁寧に解説してくれています。ふんだんに、贅沢に写真を配し、ベテラン教師の授業のような噛んで含めるように、気配りの行き届いた解説を展開しておられます。あたかも松尾芭蕉と奥の細道の旅程を同道しているような気分で、230ページ余りを読み通しました。
筆者の佐藤先生は、早稲田大学教育学部国語国文科の出身(小生の後輩!)。現在は、千葉県にある和洋女子大学教授。数年前から同大学の副学長をされております。わが東葛川柳会の講演にも来ていただきましたゾ。(小生に「先見の明」あり!、「うぉっほん」←自慢の咳払い!)
佐藤勝明先生には、3年前の秋・平成27年10月31日(土)、東葛川柳会の大会にてご講演を頂戴しました。演題は「韻文史の中の俳諧」。『ユニークとうかつ類題別秀句集Ⅱ』(江畑哲男編著、新葉館出版、平成29年10月刊)に収められております。
話を戻しましょう。同著の奥付によれば、発行所が大垣市と大垣市教育委員会になっておりました。大垣市は古くから交通の要所。中山道や美濃路などの主要街道が交差をしております。モチロン、「奥の細道」の終点としても有名ですね。小生はまだ訪問しておりませんが、大垣市には「奥の細道むすびの記念館」が造られて、整備もされているようです。その記念館の総合監修者のお役目を佐藤先生が務められたようです。
だからなんですね。この本の頒価がメッチャ廉いのです。販売価格は、ナント1,000円!! どう見たって、3,000円くらいはしそうな本です。たぶん、一般の書店では取り扱っていません!?
お申し込みは、大垣市「奥の細道むすびの地記念館」(TEL 0584ー84-8430)、または同市文化振興課(TEL 0584ー47-8067)までどうぞ。



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『全文を読み切る「奥の細道」の豊かな世界』(佐藤勝明、大垣市、大垣市教育委員会)”にコメントをどうぞ

  1. たむら あきこ たむら あきこ on 2018年7月29日 at 8:13 AM :

    ほほお。
    さっそく購入することに。
    よい情報をありがとうございました。
    空いている時間は、やはり古典ですよね~、これからは。

    大垣市は、なんども行っているのね。
    じつは、淡墨桜を見に行くときの宿泊地。
    駅近くに泊まって、翌日じっくり吟行なのよね。
    今年は行けなかったので、来年また大垣市に泊まります。
    「奥の細道むすびの地記念館」の場所も知っています。
    去年近くの郵便局から前田先生にお土産を郵送したのね。
    淡墨桜は逝った方々を偲ぶよすがにしているのね。

    • 江畑 哲男 江畑 哲男 on 2018年7月29日 at 3:51 PM :

      「大垣市は何度も行っている」、ですって!
      さすがですね。
      小生は一度も訪れたことがありません。(今度行きます!)
      有難うございました。

  2. Y.とまと on 2018年7月29日 at 9:26 AM :

    おはようございます!
    佐藤勝明先生の講演、覚えています。
    とても分かり易く、且つ興味を削がぬように
    面白くも、ありました。この本も、読み易そう・・
    購入してみます☆
    &
    昨日は 東葛例会 ありがとうございましたm(__)m

    • 江畑 哲男 江畑 哲男 on 2018年7月29日 at 3:54 PM :

      覚えていましたか? エライ!!!
      そうですよね。分かりやすくて、良い講演でしたよね。
      はいはい、昨日は有難うございました。
      帰りは大丈夫でしたか? 小生はご飯を食べている内に、台風はどこかへ逃げて行ってくれました。感謝。

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