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1989年6月4日の天安門事件から30数年が経った。
昨年12月23日に外務省が公表した外交文書は、あの天安門事件をどう分析し、日本など関係諸国がいかなる対応を示したかの材料を一般に提供している。
外交文書そのものは素人に読解が難しく、とくに背景等は専門家の解説によらないと分からない。
従って、以下は『正論』3月号所収の論文等を参考にひもといていきたい。
まぁ、一言で言ってしまえば、中国への過剰な配慮。人権問題に厳しい英仏とは対照的に、日本は遺憾の意の表明にも神経を使い、改革・開放を目指す中国の支配者に「いわたりの情」さえ示していた、という(この項、田久保忠衛氏)。
小生も思い起こす。当時、中国批判はタブーだった。そんな雰囲気が(少なくとも天安門事件以前は)花粉症以上(笑)に蔓延していた。
同誌別ページには湯浅博氏の分析がある。
この分析がスゴイ! 中国共産党の支配構造と対外行動のパターンは、恐ろしいほど変わっていない、とな。
1989年の天安門事件と2020年の武漢ウイルス禍の違い。湯浅氏は両者の違いをこう比較してみせる。
《前者の犠牲者が北京に限定されていたのに、後者はグローバリゼーション時代を反映して、瞬く間に国境を越え、ウイルス感染症を世界に拡散させた。》
うんうん、コワいほど的確な指摘であり、批判である。
これだから勉強は怠れない。しっかりした人のしっかりとした論文をきちんと読まなければならない。改めて、そう自分に言い聞かせている。(他人の悪口を言ってメシの種にしたり、スキャンダルを面白おかしく報道する。そんな風潮に埋没してはイケナイ。)
……てなわけで、しばらく原点の天安門事件について書かせていただこう。基本的には、小生自身の頭を整理するために、である。



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天安門事件と武漢発のコロナ禍”にコメントをどうぞ

  1. 信ちゃん on 2021年2月19日 at 5:06 AM :

    私の、天安門事件の覚えは、今でも誰も「死者総数」が分からない。あの時「窮鼠」になっていた、中国共産党に餌をあげたのは・・日本だった。  いろいろ、教えて下さい、「有料」の場合は・・ご請求ください。

  2. 江畑 哲男 江畑 哲男 on 2021年2月19日 at 8:22 AM :

    信ちゃんは素晴らしい!
    「中国共産党に餌をあげたのは……、日本だった。」、全く同じ指摘をしている識者がいますね。何人もいます。そのうちの一人が、今回の田久保忠衛氏です。「『天安門』で日本は民主主義を裏切った」と。氏によれば、アメリカも(当時は)甘々だった、と。「今後」が注目です。
    有り難うございました。

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