こんばんは、東京のタケです。
東日本大震災から10年が経ちました。
>
2011年の全日本川柳協会主催の全国大会の会場は、奇しくも仙台でした。
同大会は毎年6月、47都道府県の持ち回りで開催されています。
2020年はコロナ禍により、初めて誌上大会として行われました。
震災直後から話し合われた、仙台大会を「開催する」のか「しない」のか。
出来るとしても会場の確保は。交通、宿泊先は。日程は。参加者の安全確保は。
問題は山積みです。
余震も続く中で、地元の実行委員の皆さんは想像をはるかに超えるパニック状態
だったと推察できます。正直、私は大幅な延期か中止のどちらかしか選択肢は
ないのでは・・・と考えていました。
>
それから3か月後の2011年6月12日、会場の仙台国際センターには全国から
625名もの川柳作家が集いました(前夜祭279名・仙台市内「勝山館」)。
事前投句1602名、ジュニア応募5085名。
そう、仙台大会は開催されたのです!
>
「これほどまでに川柳を通じて言葉の力を、言霊を感じたことは今までなかった。
命そのものが言葉なのです。他の文芸では表現できないことも川柳なら出来ると
確信しました」 (大会実行委員長・雫石隆子先生の言葉)
前夜祭・当日の2日間を取材しました。
仙台大会での経験は、生涯忘れることはないでしょう。
こんばんは。
センマガ静岡句会から5人で行きました。
会場での雫石隆子さんは、大きく大きくみえました。「よく決断されましたね」と声をかけたことを覚えています。「度胸がありますね」ともいったかもしれません。
中前棋人さん
こんばんは、コメントありがとうございます。
仙台大会でもお世話になりました。実行委員の皆さんはあの混乱の中、常任幹事会で予定通りの開催希望を訴えるため、夜行バスで東京に向かったと伺いました。心の奥底からわき上がる川柳への思いはきっと多くの方の心を動かし、前に進む原動力になる、と感じた2日間でした。