今年はまだ大雪は降らないが、屋根の雪化粧は、明けてからもう5回くらいあった。そんな日は、大雪の日よりも、決まって寒い、いや冷たい。これも天候異変のせいかもしれない。何が辛いと言っても、托鉢の寒行くらい辛いものはないという。米をお皿一杯貰うプライドが、私を許さないのである。
今回、何回目かの歎異抄を読んでいるが、親鸞聖人の、異を嘆く書き抜きの、「善人なお持て往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」これくらい誤解を生む言葉はない。これを誤解して、異を称える輩が増え、親鸞は我が息子さえ勘当という、最も人間味のある、縁切りをしている。
その親鸞聖人がなくなった一月十六日が、私の誕生日である。
万歩計は3.741歩