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 トンツク トントン ツクツク と太鼓を打って オッケー上等 と掛け声を掛ける おじさん紙芝居は 街の花屋さんでもある ごっつい手で うす煎餅に ソースやらあんずジャムを 塗りたくりながら 「お金にない子は あっちへ行きな」と追い払う                         一方 大きなドラムを肩から担いで ドンガラガッタ ドンガラガッタ と打ち鳴らして歩き回る お兄ちゃん紙芝居も来た こちらの演題は カムカムカンチャン いま思えば カムカム エイブリバデイ かなり時代の差を感じる お兄ちゃんは 「ぼうや 今日はいいから この次は お金を貰っておいで」と言った。

A 紙芝居遠巻きにして見ていた子 B 紙芝居遠く見てた子いま社長

似ていて同じでない二つの句について、Aを選んだ者・Bを選んだ者・両者を選んだ者・両者を選ばなかった者 に分かれました。 詠んだ者と選んだ者の理由が大切です。AとBの句に優劣の差はないと思います。感覚的な「好き嫌い」を否定できませんが、そうではない深い意見交換が期待されます。選んだ結論ではなくて、その理由づけが大切に思えます。

 付け加え、遠巻きにしていた子には、実は二通りありました。「母ちゃんに小遣いを貰えなかった子」と「紙芝居で、薄煎餅などを買って食べることを禁じられていた子」です。

元旦は、弟夫婦と池袋で食事をします。当時10歳前後だった団扇と三つ違いの弟の記憶を探ってみるつもりです。



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