トヨタ・ホンダ・日産　満額回答

トヨタ　賃上げ月額9，３７０円（最も高いケース）　ボーナス年間６，７か月

　　ホンダ　賃上げ月額１万９，０００円（ベア定昇あわせ）　ボーナス年間６，４か月

　　日産　　賃上げ月額１万２，０００円　　　　　　　　ボーナス年間５，５か月分

自動車だけに限らず、大手と呼ばれる企業は軒並み満額回答、なかには組合の要求額を上回る回答まで報道されています。岸田首相は、自分の手柄のような顔つきで中小企業への波及を期待すると述べました。

異常な物価高騰に対する政治の無策に対し、財界さえも危機感を持ったことが原因の第一だと思います。大企業は使い道のないほどに内部留保をため込んで、大幅な賃上げも屁の河童であることです。賃金が上がらない国という評価は世界でも有名になっています。

中小企業に波及するでしょうか。賃上げどころか倒産廃業の瀬戸際に立たされた企業主や働く人々は、怒りと悔し涙に暮れていると思います。それに対し、潰れるのなら潰れろと言わんばかりの政府の対応と言わざるを得ません。

大企業の記録的な賃上げと、それどころではない中小企業の落差は、日本の構造的な問題です。