👆 いにしえの写真です。川柳も良いけれど、落語も楽しいですね。
コロナが多忙に拍車を掛けます。早く寝床に潜り込んでも眠れないし、さりとて起き出して仕事をする気力も起こらず。半年ほどになるスマホで、無料で聞ける落語を聞いたりします。そんな折に、名人の出囃子集に出会いました。
名人の出囃子ばかり聞く寝床
興味のある方は、お探しください。出囃子の曲名と噺家さんの名前を並べてみます。
金馬・本調子かっこ 彦六・菖蒲浴衣 圓生・正札附き
志ん生・一丁入り 文楽・野崎 小さん・序の舞 米朝・都囃子
馬生・鞍馬 志ん朝・老松 談志・木賊刈 松鶴・船行き
昨夜は、いまでも年賀状のやりとりのある、桂藤兵衛さんの「そば清」で眠りました。
今、思えば志ん生さん・小さん・金馬さんなど生の舞台で寄席で観たかった。ラジオとかテレビの中継で聞いただけでした。同じく川柳も定年退職してからです。さっそくyoutubeで「出囃子集」をひらきましたが、なるほどなるほどいいですねぇ。三味線と笛と太鼓のお囃子に乗って演者の世界に引き込んでくれます。長唄・端唄・小唄などの邦楽から洋楽のビートルズまで落語家さんの人柄がにじむような気がします。「木賊刈・とくさかり」・・・初めて知りました。
金馬はラジオ寄席、文楽・圓生・彦六・談志・小さんは、本物を聞きました。小さんとはトイレで並んで用を足しました。 「どうも」というと「どうも」と返事がきました。談志は、大学前の選挙演説を聞きました。志ん生には出会えませんでした。
山手線で永六輔にも会いました。つり革を握った立ち姿は、団扇よりかなり長身でした。この時も、「どうも」と「どうも」でした。同じ時代に生きると、出会うは意味が違いますね。
桂藤兵衛さんは、団扇が川柳を始めたころからのお付き合いです。落語の枕に川柳を用いることがありますね。 「長屋の花見」の一席で 長屋中歯を食いしばる花見かな を枕にふった若手に出くわして すっかり白けたことがあります。
枕は本編の予告編であってはなりません。
今晩は、講談にするか、浪曲にするか。明日は、日の出まで眠れる日です。