久しぶりに通常句会を開催することが出来た。参加者は、田口もとい、横澤七五、竹中たかを、田島悦子、簗瀬みちよ、湯本良江、深堀秀子、三浦拓也、勢藤潤の9名、欠席投句者は8名だった。喧々諤々の句評会、やっぱりリアル句会は楽しい!!
「気まま」 田島悦子 選
佳作
思うまま跳んでみせよと風が吹く 秀子
おひとり様気ままな猫と共に生き 隆雪
昼寝して深夜便聞き朝寝する 睦悟朗
独居にて気ままが過ぎて色気無し 良江
何もかもゆるりゆるりと古希の坂 秀子
寂しくも自由でもある独り者 覚
健康で年金があるいいじゃない もとい
秀作
身勝手で気ままな猫がなぜか好き みちよ
B型の人間いつもパピプペポ 隆雪
これからは台本のない第五幕 もとい
特選
ぶらり旅そこで待ってる落し穴 みちよ
軸吟
気ままなんかではない川の流れも 悦子
「敵」 簗瀬みちよ 選
佳作
物忘れだんだん増える老の敵 七五
恋敵思いもかけぬ人だった 隆雪
のめり込む道楽を妻目の敵 睦悟朗
気弱さが私の敵と深呼吸 良江
天敵に慰められて老いを知る 潤
敵将と肩組み合すノーサイド 七五
七人の敵が病歴自慢する 覚
秀作
ライバルは私の顔を知りません 博美
きんきらの友へ口では素敵ねえ 睦悟朗
終章も敵がいるから生きられる 潤
特選
敵陣に居座るような俺の席 拓也
軸吟
父ロシア母ウクライナ辛いボク みちよ
(勢藤潤 記)
欠席して失礼いたしました。それなのに何句も抜いていただきありがとうございます。
新人が来られたよし、来月お会いするのが楽しみです。
睦悟朗