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   第143回 川柳マガジンクラブ東京句会       

12月9日の句会は、恒例の「忘年句会」として「お楽しみ句会」を予定しています。常連さん以外に多数の皆さんのご参加をお待ちいたします。なお、準備の都合で事前に参加のご連絡をお願いします。ご連絡先はこのブログの末尾をご覧ください。

第143回川柳マガジンクラブ東京句会が平成30年10月14日に東京都文京区「駒込学園」にて開催されました。出席者はお世話役の松橋帆波さん及び大谷仁子、小野六平太、菊池順風、こうせい、佐道正、菅野直訓、高田以呂波、高塚三郎、唯夕、辻直子、丸山芳夫、丸山松枝の各氏と星野睦悟朗14名、欠席投句は植竹団扇、大平小鈴、菊池順風、土屋喜代子、長谷川渓節の各氏5名でした。

お世話役の植竹団扇さんは同じ日に開催された川柳マガジンクラブ高崎川柳会に参加するため欠席でした。出席した感想は「みんな違ってみんな良い」とのことでした。

お世話役さんがお昼を食べずに来られた方などのためにおにぎりやパンを用意してくださいますが、今回LAWSONの話題の「悪魔のおにぎり」(おいしすぎてつい食べ過ぎてしまう、という)を買おうとしたが売り切れだったそうです。

当日の題、選者、入選句などは次の通りです。

Ⅰ、自由吟互選と句評会

句の上の数字は3句ずつ選んだ互選の得票数です。ゼロ票句は植竹団扇さん、佐道正さんがコメントしました。発言者の前に?をつけたのは、疑問等があって発言した人です。

うさばらし気ばらしも飽きふて寝する 三郎

 正「うさばらしと気晴らしは同じではないですか」

帆波「あれこれに飽きてでしょうが、飽きる背景がわかりにくい」

作者「夫婦喧嘩の後など、いろいろしても気が晴れない」

泪ため煩悩浸る墓参り        直訓

 票は入らなかったがコメントはいろいろ出ました。

?唯夕「いろんな曲面を考えたが、旦那が死んだあといい人が出来てと想像した」

帆波「たしかに具合的でないです」

直子「泪と涙、どっちがいいか」

などなど。

作者「お盆の終わりころ台風で墓参りに行けず、10月終わりころ静かに墓参り

をした。それで親父やお袋への想いがわいてきた」

台風中継残酷物語          唯夕

 本当にアナウンサーがかわいそう、と共感の声が上がりました。

カツカレー組織の力見極める     こうせい

 ?の声も多かったですが、安倍さんと石破さんが、自民党本部で別々に支援者たちとカレーを食べたニュースを詠んだそうです。

オムライス洋食名乗る日本食     渓節

 欠席した作者の寄せたコメント「先日旅行先の有名な洋食屋で食べた。日本で

生まれた洋風のもの」

上品な人は謎解きなどしない     松枝

1 長編にチャレンジ脳の錆落とす    睦悟朗

1 入れ歯外れやすく飯食い難し     帆波

  作者「当たり前のことをパロディーで書いたらどうなるかやってみた」

1 ワンカップが採尿カップ変わる今   順風

1 坊様の説教しみてついコクリ     仁子

1 プーチンの暗を消せない柔道着    品子

  ?睦悟朗「暗より闇の方がいいのでは」

作者お休みでご意見は聞けなかった。

2 一行詩 排水管のひと捻り      芳夫

  唯夕「本当はよくわからないが。水道管でなく排水管とは」

直子「あまり普通でない作りに惹かれた。(作者とは知らず)隣に座る芳夫さんに

聞いてみたが」

帆波「水道でないところが」

作者「さらっとでなく途中にひねりがありそこにいろんなものがあると・・・」

排水管のトラップの事を詠んだのでした。

2 職業欄 仕事辞めると邪魔になる   喜代子

3 ご期待に添いかねますと天も地も   直子

  選んだ3人は神仏にお願いしても、天災、地震などなかなか避けられないことと

受け取った」

作者「人間はぶつくさ言うが人間だっていい加減。(だから神仏も)あなたたちの

言うようにはなりません」

4 辻褄が合いすぎ嘘くさい話      正

  ?三郎「どこで区切るのか」

選んだ4人はなるほどという感じのコメントでした。

作者「おれおれ詐欺のやり方は綿密。あんまり筋が通っているのは疑った方が

良い」

4 廃棄して後の祭りがまた生まれ    以呂波

  共感を集めましたが、作者は捨てるのが下手で、捨てるとこうなるとのこと。

5 主婦業の楽譜にさがす全休符     小鈴

  芳夫「楽譜と全休符が面白いが全休符は一小節」

睦悟朗「主婦は忙しいのをなかなか休めない」

仁子「のべついろいろある」

こうせい「わかる」

直訓「音楽的に言うと今の歌(は休みがない)。演歌などはきちっと区切れた。うち

は猫に手がかかって大変」

  正「比喩のうまさが光る句」

  同じ共感でもいろいろあったが、作者お休みでこれ以上わかりませんでした。

5 偉そうなマンションに無い勝手口   六平太

  見付のうまさに票が集まりました。「偉そうな」は面白いという声も多かったです。

5 死んだふりよりも易しい寝てる振り  団扇

  ドラマなどでもたしかにそうだなあ、という声が出ました。 

Ⅱ、宿題

宿題は「更新」で菊池順風さんの選でした。

選者のお話「(運転)免許証の関連が11句ありました」

「佳句」

断酒十日目記録更新           渓節

加齢毎低下更新記憶力          以呂波

大家さんに更新料のお年玉        松枝

墓誌超えて生き一族の新記録       睦悟朗

吹けば飛ぶ老いのくらしに活を入れ    三郎

美の秘訣いまも更新つづく恋       小鈴

ゴールドをブルーに下げるミスに泣き   渓節

免許証返上せよとボケテスト       六平太

指導者が替わり成績様変り        以呂波

マラソンが奮起一億円効果        六平太

店賃に更新料のない長屋         団扇

「秀作」

子等巣立ちこぢんまりした家に替え    睦悟朗

顔ぶれは右を向いてるぬいぐるみ     三郎

更新も疑心暗鬼のガン保険        唯夕

「特選」

免許更新へ自首するように行く      芳夫

「軸」

気力体力あればパートも続けられ     順風

Ⅲ、五分間吟

宿題トップの丸山芳夫さんの出題及び選で五分間吟をやりました。題は「湯」でした。

「佳句」

お湯割りにしようか秋の声がする     帆波

猫舌もこればっかりは熱い風呂      以呂波

源泉かけ流し贅沢な旅路         順風

湯煙に想像力を刺激され         正

ご先祖が五右衛門様で風呂嫌い      六平太

目も耳も口もたたんでひとりの湯     直子

湯の中でもむ非常時用の体脂肪      直子

湯麺は拉麺よりも具が多い        帆波

湯煎して好きなぬる燗出来上り      以呂波

足湯から上がったふくらはぎの赤     帆波

「秀句」

魔法とはあまり思えぬ魔法瓶       正

ぬるま湯につかっていたいこんな日々   こうせい

いい湯だな明日は明日伸びをする     睦悟朗

「特選」 

湯加減に文句は言えぬ午後三時      唯夕

「軸」

母と買う蜜柑ひと山湯の帰り       芳夫

 

Ⅳ、難解句鑑賞

最後に次の三句について難解句鑑賞としてみんなで話し合いました。

糸トンボ無神論者の背に止る

ヒーローになりそこなった糸トンボ

カマキリと旅に出た日の赤信号 

Ⅳ、11月月句会

日時 : 平成30年11月11日(日)   12時30分開場  13時開始

事前に句評会用の自由吟を1句お送り下さい。(既発表句でも可)

㋐新葉館宛の場合 期限:10日前まで

新葉館のホームページをご覧ください。

㋑松橋帆波宛の場合 期限:できるだけ1週間前までに

郵送 〒125-0061 葛飾区亀有1-13-1-407   Fax 03-3604-7328

メール honamikp61@gmail.com

場所 : 駒込学園

内容 : ① 句評会

② 句会

宿題「節」 3句

③時間があれば席題で五分間吟など

 

Ⅴ、12月句会

日時 : 平成30年12月9日(日)

内容 : ①忘年句会(お楽しみ会)

②宿題 「今年のニュースから」 3句



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