ひとにこころを届ける文書が手紙。届ける方法はさまざまだったが、現代の主流といえば電子メールだろうか。もはや一般化したので、これも手紙。ただ、一方で、手紙とは出来る限り紙をつかったものを指したいというアナログ派の気持ちが残っているのね。
目が悪いので、スマホのメールを打つのもむずかしくなってきている。いただいたお手紙には、申し訳ないが電話でお返事することも多いのだが、至らないことと忸怩たる思いがあるのね。
いただいたお手紙はたからものとして保存、折にふれ取り出しては読み返させていただいております。また、ブログにも(差出人名抜きで)写させていただくことがあると思います。これほどありがたいものはない。下記は、先日いただいたブログ読者からのお手紙。清潔な美しい文字。お人柄が滲み出ているようだったのね。
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一筆申し上げます。
梅雨の晴れ間の日ざしはずいぶん夏めいてまいりました。おすこやかにお過ごしのことと存じます。
このたびあきこ様のブログに触れて「たむらあきこ千句」の紙の本を拝読したくお願いのお手紙を書かせていただきました。
初めて川柳を作ったのが高校生の頃です。短詩型文学誌「▢」で短歌作品を発表しておりましたが次第に川柳に魅かれ 当時からお世話になっておりました〇〇先生(△△先生)の◎◎◎◎誌で勉強させていただいております。
あきこ様の川柳に触れてとても衝撃を受けました。感じ方、ひらがなのやさしさ、言葉の豊かなこと。詩や短歌にも触れてみたいとも思いました。
色々な方のブログ等から視写させていただいた一四〇句。何度も読み返しました。そして千句全部、もし紙の書籍の在庫があるのでしたら、私の書棚の一等席に置いていつでも読ませていただきたいという思いを強く持ち始めました。
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ブログをとても楽しみにしております。どうぞこれからもすばらしいお仕事を通して私たちを励ましてください。
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時節柄、どうぞご自愛くださいませ。 かしこ
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お電話でお話を伺うと、短歌も詠んでおられたとか。川柳は、最近連作が入賞されたということなので、発表後ブログに転載させていただきます。
たむら あきこさま
拙い手紙にお心を留めてくださってこちらこそ感謝しております。
6月3日はお電話をいただきましてありがとうございました。手紙を読んでくださっただけでも十分でしたのに、心より嬉しく思いました。お名前を伺った一瞬の緊張を丁寧なお言葉で柔らかく包み込んでくださって、いつの間にか緊張がほどけていくのを感じておりました。お写真の通りの優しい方で、受話器を置いたあとも暫く幸せの余韻を味わわせていただきました。
一時間に作られる句数の多さ、それ以上長い時間をかけて推敲されるということを伺って目が丸くなりました。しかし、そうでなければこんなに心を打つ川柳は書けないのだと改めて感じました。
親身であたたかい希望に満ちたアドバイスをいただきとても励みになりました。いつまでも大切に心に留めておきたいと思います。「川柳は人との繋がり」というお言葉を大切にしたいと思います。
最後になりましたが、お忙しい時間を私に分けてくださいましたこと、心より御礼申し上げます。どうぞこれからも素晴らしいお仕事を通して私たちファンを励まし続けてください。
一ファンより
藤井 幸子さま
昨夜は、仕事の疲れで寝てしまって。
(いつも通り、笑) 表題だけで止まっています。
今日中に書きあげますので。(__)
待っていてね! (^^)/
たむら あきこさま
フライングしてしまいましたが、ブログに掲載してくださってありがとうございました。とても嬉しいプレゼントをいただきました。
5月31日のブログ、和歌山文化への一文、「詠むことは自己をみつめること、心情がつよく読者に伝わるようにすること、推敲に終わりはない」といお言葉は心にすとんと落ちてまいりました。そして6月6日の小堀邦夫さんの詩はとても静かに心に沁み込んでまいりました。
毎日のブログの更新に頭が下がります。続けることの大切さを説いてくださっているようです。多くの方が思っていらっしゃると思いますが、あきこさんが私に対して書いてくださったような気がしております。背中を押してくださってありがとうございます。今、次のお手紙を書かせていただいております。
ひとことお礼を申し上げたくてメールをいたしましたので、どうぞご返事のご心配はなさいませんように。
藤井 幸子さま
和歌山市から静かな発信を続けているわけで。
お一人にでも、このブログが参考になるということがあればありがたく思っております。
それと、川柳の幅の広さをみなさんに訴えたいのね。
一人でも多くの方々に川柳を詠んでいただきたいというのが、願いなのです。
例の入賞10句、発表後にあらためて送ってくださいますか。
たむら あきこさま
お早うございます
葉月朔日になりますが、冊子を送らせていただきます
お心に留めてくださってありがとうございます
藤井 幸子さま
お待ちしております。(^^)/