ユーモア川柳を考える
編著者: 本荘静光
新書判ペーパーバック・88頁
ISBN978-4-8237-1355-2
現代を代表するユーモア川柳作家の著者が贈る、ユーモア川柳論の決定版!
「川柳にユーモア句が少なくなった」「川柳界は笑いをあまり評価しない」という声が聞かれるが、ユーモア川柳はどう作られ、どう評価されているのか。メディアや企業・団体が募集する一般の川柳と、句会・大会を運営し定期刊行物を刊行する結社の川柳の違いは何か。
著者が規定するユーモア川柳の定義をもとに、ユーモア川柳の歴史から現代の川柳事情までを網羅した論を展開、さらに鉄道、音楽、気象、食べ物、ビジネスなど様々なジャンルの秀句を通じて、ユーモア川柳の魅力を各論的に解説する。実作のヒントとなる豊富な実例も満載。
文芸としての川柳と大衆川柳の架け橋となることを目指した、著者渾身の一冊。川柳総合誌「川柳マガジン」連載の「ユーモア川柳を考える」、待望の書籍化。