吉原はこうしてつくられた
編著者: 西まさる
四六判ソフトカバー・330頁
ISBN978-4-86044-500-3
誰も書かなかった、
誰も書けなかった吉原の真実。
江戸の常識を覆す新説。
江戸文化の粋を極めた吉原が、どうつくられ栄華を極めたのか。
なぜ新吉原は、江戸の中心地から離れた一面の湿地帯であった悪所・浅草につくられたのか。
カギを握る人物は徳川家康とその旗本、尾張屋(松本)清十郎、豪商で知られた河村瑞賢など、江戸から遠く離れた尾張の男衆の活躍が欠かせなかった。
そして吉原を支えた彼らの傍らには、いつも「陰陽師」の存在があった。
吉原を語る時に欠かせない遊女の悲話、花魁道中、見返り柳、おはぐろどぶ、五十間道、稲荷社の謎にも迫る。
主な構成は「吉原遊廓の謎」「吉原へ進出した男たちの郷」「元吉原閉鎖の本当の理由」「吉原遊廓移転計画」「新吉原はこうして造成された!?」など。
はんだ郷土史研究会代表幹事を務め、知多半島周辺をフィールドワークとする筆者が、その長年の膨大な取材実績から得た資料や証言から新説をまとめた、話題必至の一書。