短詩型文芸の世界を縦横無尽に飛び回り、現代川柳界が誇る智者による、川柳誌および柳俳交流誌に発表したノーボーダーな句集。
40年以上にわたり、川柳作家としてはもちろん、多数の評論、論文、鑑賞文を発表する評論家として常に第一線で活躍しながら、川柳の未来を誰よりも思考し、新しいものを受け入れる包容力を持つ著者。
第1章「ZからZへ」、第2章「健・祐・一・青のY」、第3章「三・冨・慎・美のX」、第4章「百白集―百人の感想集―」。
難解な言葉は使わず、冒険を恐れず、それでいて読者を不思議な共感へといざなう唯一無二の世界観に定評がある。第4章は「川柳作家全集 普川素床」を読んだ100名の感想集をまとめたもの。
これは頭ではありません私の帽子です
鼻の奥に灯りが見える春は眠い
一日をむすんでひらく酔いながら
影をクリーニングに出しぼんやり煙草
あとがきの死体をオキシフルで拭うv
抜いて差す釘一日はやわらかい
似ているとどうして笑っちゃうのかな
めしを食う 影も遅れてめしを食う
うしろまえなんだよきみのやさしさは
墓地いっぱいのこの人間の明るさは
40年以上にわたり、川柳作家としてはもちろん、多数の評論、論文、鑑賞文を発表する評論家として常に第一線で活躍しながら、川柳の未来を誰よりも思考し、新しいものを受け入れる包容力を持つ著者。
第1章「ZからZへ」、第2章「健・祐・一・青のY」、第3章「三・冨・慎・美のX」、第4章「百白集―百人の感想集―」。
難解な言葉は使わず、冒険を恐れず、それでいて読者を不思議な共感へといざなう唯一無二の世界観に定評がある。第4章は「川柳作家全集 普川素床」を読んだ100名の感想集をまとめたもの。
これは頭ではありません私の帽子です
鼻の奥に灯りが見える春は眠い
一日をむすんでひらく酔いながら
影をクリーニングに出しぼんやり煙草
あとがきの死体をオキシフルで拭うv
抜いて差す釘一日はやわらかい
似ているとどうして笑っちゃうのかな
めしを食う 影も遅れてめしを食う
うしろまえなんだよきみのやさしさは
墓地いっぱいのこの人間の明るさは