川柳マガジンクラブ通信(2014年10月版/テスト配信)

居谷、柏原が絶好調! 熱きトップ争いを制するのは!
超全速! 富田房成が会心の一撃!

 文化祭シーズン到来。過ごしやすい秋は、第13期句会を一層熱くさせてくれる。句会場にも吹くこの心地の良い風は本番の合図。いよいよ真の闘いが始まるのだ。では、今回の結果をみていこう。
 前回、単独トップに立った居谷真理子が、今回も3点をゲット。その勢いは止まらない。居谷がこのまま独走か!? と思いきや、二位の柏原夕胡が〝ちょっとまった〟と言わんばかりに4点をゲットし、すぐさま居谷真理子に並んできた。こちらの勢いもどうやらホンモノだ。両氏が絶好調なだけに、このままツートップの争いで今期は終わってしまうのか。
 しかし、センマガ誌上句会はそう簡単にはいかない。
 前回24位だった山口の富田房成が、この中盤にフルスロットルで猛アタック! これが見事に決まって8点をゲット、一気に3位へ躍り出た。目の覚めるようなこの一撃が、この後の勝敗にどう響くか。これで富田房成は一句会最高得点者にもノミネートだ。
 そして今回特筆したいことは、今期のランク上位者が揃いも揃っての好調だということ。ここまで広く均等に点数を重ねている期は初めて。一波乱、必ずあるだろう。
 いよいよ次回は折り返し地点。この中盤を制する者に女神が微笑みやすいと過去のデータは語る。ここは勝負だ。
では、来月も句会場で待ってるぜ!


(川柳マガジン2014年10月号より・敬称略)